この記事はメルカリで「受け取り評価」の後にお金を取り戻す裏技について書かれた記事です。
メルカリ詐欺被害にあって、返金を希望する人に向けて書かれています。
(※この記事は2020年8月に更新されました)
どうも!DKOです。
僕は先日、メルカリで詐欺に会いました。
「正規品」と書いてあるAirPods Proを購入したところ偽物だったのです。
あまりに偽物が精巧に作られていたため、「受け取り評価」をしてから3日ほどして偽物と気づきました。
僕が騙された、メルカリ詐欺の手口
僕は「正規品」と書かれたAirPods Proを定価3万円のところを2万5千円で購入して、詐欺に会いました。
その巧妙な手口を公開します!
商品が届くまで
僕が購入したのは、こちらの商品でした。
『「Apple正規品!」AirPods Pro新品未使用未開封』と堂々と書いていますね笑
値段も定価3万円に対して、2万5千円と安すぎず適切な値段だと思います。
さらに説明の文章もしっかりとしていました。
日本語も綺麗で、問題ありません。
値段や文章を見る感じ、信じても良さそうだと僕は判断をして購入をしました。
商品購入後
その日のうちに商品が発送され、購入の次の日には僕の手元に届きました。
開封してみると、確かにシュリンクで包まれている未開封のAirPods Proが入ってありました。
すぐに「受け取り評価」をして、取引を完了させたのを覚えています。
ここで1点おかしな点がありました。
それは発送の袋に、発送先の住所と発送元の住所を書く欄があったのですが、発送元の住所が書いてなかったのです。
その時は
2万5000円でメルカリで購入したAirPods Proが偽物でした。Apple修理店の人でさえ「見分けられない」と断言…
「受け取り評価後」にメルカリ事務局からお金を取り戻す方法
まず、大前提として「受け取り評価」をしてしまうと取引は完結してしまいます。
受け取り評価は、「商品は問題ありませんでした」という意思表明でもあるからです。
しかし今回のケースのように、明らかな詐欺の場合にはお金が戻ってくる場合もあります(確実ではありません)
僕が使った方法をここで公開します!
メルカリ事務局に連絡する
まずはメルカリ事務局に連絡をしましょう。
問い合わせフォームの「禁止行為について確認したい」から写真付きで詐欺行為についてメールをします。
僕の場合は、AirPods Proが偽物である証拠を写真でとって送りました。
するとその日のうちに次のようなメールが帰って来ました。
このたびは、お客さまにご不快な思いをさせてしまい、申し訳ござ
いません。 メルカリでは「正規品と確証のない商品」の出品を禁止しておりま
す。
今回お客さまがご購入された商品は、「正規品と確証のない商品」にあたると判断し、事務局から出品者へ着払いでの返品に応じるよ う連絡しました。 24時間以内に返送先を伝えるよう出品者へ依頼済みですので取引
メッセージでの連絡をお待ちください。
また、メルカリでは返送された商品の到着を確認後に返金を行うため、出品者の許可なく商品を処分した場合には、 事務局でのサポート・返金が困難となりますのでご注意ください。 出品者より返送先情報が提示されましたら、下記の手順でお手続き
をお願いいたします。 なお、トラブル拡大の要因となるため、「発送元」と「返送先」に
相違がある場合は返送せず、出品者へ確認いただきますようお願い いたします。
※出品者同意のない段階での返送はお控えください。《返品・返金の手順》
1. 返金方法について、下記の内容を参照し、双方でお話し合いのうえ
お決めください 《出品者に売上金(またはメルペイ残高)や購入ポイントがある場
合》
事務局で出品者に反映された販売利益分をお預かりし、購入者の支払い方法に応じて移行による返金対応が可能です。
※販売手数料は事務局より返金いたしますのでご安心ください《出品者に売上金(またはメルペイ残高)や購入ポイントがない場
合》
事務局で返金対応を行うことができません。
販売手数料分も併せ、双方でお話し合いのうえ返金方法をお決めください。
※お客さま間での口座振込や現金書留等、メルカリを介さない返金手続きはメルカリのサポート外となり、トラブルが発生した場合サ ポートできません。当事者間の責任でご対応ください
つまり

出品者から返信がなく、再度メルカリ事務局にメールをする


事務局からの補填が行われる
メールを送った次の日には以下のような返信が事務局からありました。
いつもご利用いただきありがとうございます。
このたびは、ご心配をおかけし申し訳ございません。
メルカリでの取引は全て当事者間の責任において進めていただいて
おります。 しかしながら、当事者間での問題解決が困難な状況であると判断し
、今回については、事務局で補償いたしました。 お客さまよりお支払いただいた代金は、下記の通りに補償いたしま
したので、「メルペイ」からご確認ください。
※Webサイトをご利用の方は「マイページ」の各項目からご確認ください 購入ポイント:P8,530
売上金(またはメルペイ残高):¥16,470お手元の商品は正規品と断定できない商品となるため、再流通を防
止する観点から必ず破棄してください。
※同商品の出品を確認した場合には、利用制限等の対象となりますご面倒をおかけしますが、みなさまに安心・安全にご利用いただく
ためにも、ご理解とご協力のほどお願いいたします。
お金が返ってきた〜〜〜〜!!!!
このメールにも書いてある通りメルカリでは「取引は自己責任」というスタンスをとっています。
「騙されても自己責任」ってことですね。
しかし、今回の場合に限っては高価な商品かつ、悪質な詐欺行為だったためにメルカリ事務局がお金を補填をしてくれました。
正直、かなりラッキーなレアケースでしょう。
出品者はおそらく雲隠れしているので、偽物のAirPods Proがタダで手に入りました(いらないけど)
メリカリ詐欺を警察に相談することは可能なのか
メルカリで詐欺にあった人の中には「警察に被害届を出す!」と考えている人もいるでしょう。
確かにこのように、偽物を「正規品」として売る行為は、メルカリの規約違反だけではなく、れっきとした犯罪です。
しかし、警察への被害届はあまりオススメできません。
理由としては、まずメルカリは明らかな詐欺行為であると証明できるものがあれば、何らかの手を打ってくれます。
逆に明らかな詐欺行為でないという証拠がなければ、メルカリはもちろん、警察も動いてはくれません。
また世の中には、何百万、何千万円の詐欺が横行しています。
その中で数万円程度の詐欺では、警察は動いてくれることは期待できません。
「メルカリに言ってみてください」で終わることでしょう。
悔しいでしょうが、警察に訴えるよりもメルカリにメールを何度も送る方が建設的でしょう。
もっといえば、「勉強代」としてスッキリ忘れる方が、良いのかもしれません。
メルカリ事務局が「受け取り評価後」に返金をしてくれた理由
ネットで検索すると、詐欺被害にあってもメルカリが対応をしてくれず、お金が返ってこない場合があるようです。
なぜ僕の場合は、わざわざ事務局がお金を補填してくれたのでしょうか。
その理由は2つあります。
理由1:僕のアカウントの評価が高く、長年使っていたから
僕はメリカリのヘビーユーザーではありません。
しかし、メルカリは5、6年ほど使用しており購入も出品もそれぞれ10点ほど行なっています。
中にはiPhoneやiPod Touchなどの高価な商品の出品もしています。
また、評価も全て星5つとなっています。
これらの僕のアカウント状況からメルカリ運営は僕のことを信用してくれたのでしょう。
アカウント歴が浅かったり、以前にトラブルなどがあったのならば、ここまで事務局は僕のことを信じてくれなかったでしょう。
本当の詐欺なのか、クレームなのかを事務局が判断する最後の決め手は、アカウントの信用性なのです。
理由2:出品者が明らかに怪しかったから
僕を騙したこの出品者が明らかに怪しかったことも、補填がスムーズになった理由でしょう。
具体的には
・アカウント作成から日が浅い
・AirPods Proのみを同じ日に複数出品
・出品した商品の画像が全て同じ
・購入者に住所を知らせない
などです。
「じゃあ、そもそもこんな怪しい人から購入するなよ!」と自分でツッコミたくなりますね・・・
もしこの出品者が、色々な商品を出品していたり、僕のようにアカウント歴が長ければ、詐欺師と断定できなかったかもしれません。
偽物が届いたとしても「本物だと思って出品した」とか「届いた後に偽物とすり替えたんじゃない?」などと反論されれば、メルカリ事務局も判断に困ることでしょう。
その点、何の反論もせず、詐欺師が雲隠れしたことが幸いしました笑
まとめ
基本的に、メルカリに限らず契約が成立するとそれを覆すことは難しいです。
特にメルカリのような個人同士のやりとりでは、何が嘘で本当かは本人しか知り得ません。
だからこそ、「信頼できる人のみから購入する」「受け取り評価は慎重にする」ことを徹底しなくてはなりません。
メルカリなどのフリマアプリは、ある意味ではユーザー同士の信頼の上で成り立っています。
逆にいえば、騙そうと思えばいくらでも簡単に騙すことはできるのです。
なので常に「騙されるかもしれない」という気持ちを持つことが大切なのです。
今回のケースは本当にラッキーで、お金が1円も返ってこない可能性も十分にあり得ました。
僕はこれに懲りて、メルカリでは高価な買い物はしないようにします。
もし参考になったり、聞きたいことがあればコメントをよろしくお願いします!
それでは!