この記事はベネッセの採点アルバイトに興味がある大学生、社会人に向けて書かれています。
ベネッセの採点アルバイトの僕の体験談についての記事です。
(※この記事は2020年3月に更新されています)
みなさんこんにちは。DKOです。
みなさんはアルバイトをしていますか?
この記事を読んでいる人の中には仕事内容がキツかったり、人間関係が悪くてアルバイトを辞めたいと考えている人もいるでしょう。
ということは、ひょっとして
「楽に稼げるアルバイトはないかなあ〜」
「人間関係に気を使わないバイトないかなあ〜」
「スキマ時間に働きたいなあ〜」
なんて考えていませんか?
そんなあなたにピッタリのアルバイトがあります。
それはベネッセが行う進研模試の採点アルバイトです!!
何を隠そうこの僕DKOは、大学生時代に進研模試の採点アルバイトの経験があるのです!
そしてなんとクビになった経験もあります。
今回はあまり知られていないが、「神バイト」の進研模試の採点アルバイトについてお話します。
業務内容&口コミ
業務内容について説明していきます。
まず、進研模試とはベネッセ(Benesse)が行う高校生を対象とした模擬試験です。
問題レベルは標準で、進学高から普通校まで日本全国の高校が進研模試を採用しています。
日本で一番受験者数が多い模試と呼ばれ、この記事を読んでいる読者も一度は受験したことがあるのではないでしょうか。
そしてこの日本全国で行われている膨大な模試の採点をすることが、アルバイト業務となります。
とにかくひたすら採点をする
業務内容は、もちろん採点です。
東京都 (20歳・女性)
私の担当は英語で、高校生の模擬試験を採点する仕事をしていました。まず出勤したらタイムカードを切って、パソコンを立ち上げて専用の採点システムにログインします。採点リーダーによって採点する答案を割り当てられて作業を始めます。1時間ごとに5~10分の休憩があり、昼休みは1時間、夕方の休憩は15分と長めです。
このように採点と言っても、紙媒体ではなくパソコンによって行います。
自分が担当する教科の特定の問題(例えば大問3)を割り当てられて、それを採点します。
採点基準はあらかじめ決まっているので、それに従って採点を行うので迷うことは少ないです。
しかし記述式の問題であれば、多少頭を使うこともあります。
学校のようにチャイムがなって休憩が始まります。昼休み以外の休憩は時給が発生するので、休憩が長い分、午後の方がお得ですね。
時給は経験によって変わる
東京都 (20歳・男性)
時給は最低賃金より少し高かったです。20時以降に働くと残業申請ができ、残業代が出ました。さらに1日に8時間以上働けば通常の時給+25%の給料がもらえました。
賃金が最も低いのは、雇用機会が1回目の「新人」です。雇用機会が2回目以上になると、「経験者」扱いとなり、賃金が30円ほどアップします。さらに希望すれば、バイトリーダーになるチャンスがあり、その場合は賃金は100円近く上がります。
現在だと、時給は1070円程度です。
2回目以降は時給が上がることや、残業代などがつくことを考えると、仕事の割には高時給と言えます。
また、職場の入退室と退勤管理はバーコードで行われているので、分刻みでしっかりとお給料をもらうことができます。
シフトは自由だが、人間関係は希薄
東京都 (19歳・女性)
シフトは自己申告制で、自分のスケジュールに合わせて自由に決めることができます。急用などで出勤できなくなったとしても、申告した総出勤時間を下回らなければ特に連絡の必要もありません。
季節ごとに採用があるので、どちらかと言うと短期バイトのイメージが近いです。
働いている人は主に学生です。仕事中は黙々と作業をしているので特にスタッフ同士の交流もありません。特にバイト仲間ができることもありませんでした。3年前ぐらいから社会人枠ができたので、主婦や50代ぐらいの方も増えてきたように思います。
シフトは日にちではなく、自分が出勤する総時間数を提出します。
総時間数を下回らなければ良いので、連絡なしに急用で休んでも問題はありませんし、急に参加しても大丈夫です。
僕は前半に休みすぎて、後半にノルマ時間を達成するために休みの日に終日出勤していました。
このアルバイトは恒常的なものではなく、季節ごとに採用されて1〜2ヶ月ぐらいで業務は終了します。
なので派遣や短期のアルバイトのような性質も持っています。
そして業務は黙々と1人での作業がほとんどのため、友達づくりやコミュニケーションをとる機会もほぼありません。
強いて言うならば学生のリーダーに採点基準の説明を聞きにいったりするぐらいでしょうか。
さて、ここまでは進研模試採点アルバイトの基本的な情報を書いてきました。
ここからは僕の体験談を書いていきたいと思います。
僕が進研模試の採点アルバイトをしたきっかけ
このアルバイトは広く知られているものではありません。
もちろん僕も、進研模試の採点のアルバイトが存在することを知りませんでした。
しかしある日友達に

と教えられたのが、この進研模試の採点アルバイトでした。
僕はとにかく楽に金が稼ぎたいと考えていたので、友達から話を聞くとすぐに申し込みを行いました。
このアルバイトは募集の時期も短く不定期で、しかもベネッセのサイト経由で採用を申し込む形となっています。
つまり、そもそもこのアルバイトの存在を知ることすら、簡単ではありません。
そのため、僕のように友達のツテで申し込む人が多いようです。
ちなみに一度採点アルバイトを行うと、以後は募集が始まればベネッセからメールが来るシステムなので、見落とすことはありません。
申し込みを行うと採用試験と面接に呼ばれます。
筆記試験&面接
採用試験と面接は、いくつかの日程から選ぶことができました。
僕は新宿の西口から徒歩10分ほどの、高層ビルに足を運びました。試験会場はもちろん僕だけではなく、100名単位の学生が集まって行いました。
基本的に東京であれば、職場は新宿か渋谷となっています。
東京都 (21歳・男性)
採用されるには説明会に参加して、勤務を希望する科目ごとの登録試験と適正検査を受ける必要があります。履歴書は不要、服装や髪型も自由です。軽い面接はありますが、働く意思の有無を聞かれる程度です。
書いてある通り、僕も自分が担当したい科目を3つ選び、その試験を受けました。
僕は文系なので、英語と国語、そのあとは気まぐれで数学を選びました。
英語と国語はともかく、数学は数Ⅲの範囲の問題が出てきてお手上げでした。
難易度はそれほど難しくないにせよ、高校の範囲の問題が主でした。
あまりに点数が悪いと落ちるようですが、余程のことがない限りは大丈夫でしょう。
口コミや自分の経験からも、基本的に高学歴(日東駒専以上)の人が参加するアルバイトなので、学力的には問題はないと思います。
テストの後は面接を行いました。
面接は3名1組で、学生リーダーと行いました。本当に意思確認といった感じで、10分程度で終わります。
研修やその他の仕事
無事採用されると、研修が行われます。
東京都 (20歳・女性)
研修は毎回アルバイト期間開始前に1~2日(今までの経験によって日数が変わる)研修に参加しないといけませんでした。もし指定された研修に参加できないと不採用になります。
研修内容は、最初に会社の規約、情報漏洩の説明、仕事内容の説明、作業中のPCの使い方、採点の仕方の説明がありました。その後、確認テストをやりました。不合格だと作業ができない、つまり不採用扱いになります。毎回出勤初日~数日は、採点基準の見極めが難しいときが多く、少し大変でした。
基本的に研修も大人数で受講するので、プレッシャーも緊張もありません。
たしかに最初のうちは採点基準に慣れておらず、採点に時間がかかりますがそのうちに慣れます。
しかし中にはどうしても時間がかかりすぎる人や、確認テストに合格できない人も見かけました。
とは言っても、少なくともハードな研修ではありませんので安心してください。
進研模試採点以外の仕事がある時も
このアルバイトは実は進研模試を採点する以外の仕事もあります。
ひとつめは問題を解く仕事です。
例えばアンケートに答えたり、新しく作られた模擬試験を解くなどの仕事もありました。
世に出す前のアンケートや問題を解かせることで、不備がないか最終チェックをしているのだと思います。
問題やアンケートに答えるだけで、時給が発生しているのでとても美味しい仕事でした。
ふたつめは進研模試でななく、文部科学省が行う全国学力調査の採点を行うことです。
全国の小学生や中学生が解いた問題を採点していました。
全国学力調査の採点は時給が高く、普通の時給より300円も高かったと覚えています。
やっていることは全く変わらないのに時給は高くなるので、嬉しかったです。
このような仕事はメールにてアルバイトに知らされて、希望者のみが参加できる仕組みでした。
僕が採点バイトを首になった理由
さて、最後になぜ僕がこのアルバイトをクビになったのかをお伝えします。
それは僕はこの採点アルバイトを初めて、あることに気づいたことがきっかけです。
めちゃくちゃ面白くない!!!
そう、拷問のように退屈な仕事なのです。
あまりにもつまらないので時間が経つスピードが本当に遅く、リアル精神と時の部屋でした。
みなさんも想像してみてください。大問3の(2)を8時間採点することを。
マル、マル、バツ、マル、マル、バ、あっマル、、、、、
マジで気が狂いそうでした。
「楽すぎるから辛い」なんて贅沢な悩みですが、僕にとってはこれほど辛い仕事もありませんでした。
普通はそこで辞めればいい話なのですが、当時の僕は
と思い、全力でサボることにしました
具体的には全く採点をせず、電子辞書に入っている本をひたすらに読んでいました。
電子機器は持ち込み不可だったため、スマホは使えなかったからです。
2日間ぐらいひたすら、太宰治やらカフカから古典文学を読んでいました。
そうするともちろん

と注意を受けました。
普通であれば、そこで真面目に採点をするか、辞めるかの2択です。
しかし僕は何を血迷ったか、適当に採点をすることにしました。
リーダーから送られて来る答案用紙を、適当に解答も見ずに採点をして、余った時間で本を隠れて読んでいました。
誇張抜きで、マルバツをランダムに付けていましたね。
もちろん答案はダブルチェックで行われているので、僕が適当な採点をしていることはすぐにバレました。
結局

と言われて事実上のクビを宣言されました。
もちろん僕はこのバイトを辞めることにしました。
まとめ
今思い出しても、大迷惑な奴だったと思います。
ベネッセの皆さま、そして全国の高校生、申しわけありませんでした。
言い訳はしませんが、自分は採点のアルバイトは全く向いていませんでした。とにかく退屈な単純作業で、時間を無駄にしている感が本当に辛かったのです。
一方で単純作業が好きな人や、人間関係が苦手な方、日々忙しく自分の空いた時間いバイトがしたい方にはピッタリかもしれません。
興味があれば「ベネッセ 採点アルバイト」で検索してみてください。
それでは!!