この記事は体重47kgだった僕の体験から「痩せてる人あるある」をまとめた記事です。
(※この記事は2020年4月に更新されました)
どうも、DKOです。
「痩せたい」と悩む人は多いことでしょう。
しかし、世の中には痩せすぎていて困る人もいるのです。
僕の場合もそうでした。
22歳の時、僕は身長が175cm、体重は47kgでした。
信じられない人もいると思いますが、本当です。
当時は特に女性には「羨ましい〜〜」なんて言われていましたが、僕はかなり真剣に悩んでいました。
今回は痩せすぎていた僕が当時辛かったことについて話します。
※ちなみに今は筋トレに目覚め、体つきもかなり変わりました。
あるある① 服が似合わない
痩せていると一番悩むのが服装です。
似合う服が全くないのです。
例えば、半袖を着ることができません。
細すぎる腕が目立ってしまうからです。
冬だと良いのですが、長袖は夏には暑すぎます。よって夏は大嫌いでした。
同じ理論でスキニーも履けません。

と考えている方は「普通の細い」人を想像しているのでしょう。
僕ぐらいになると、スキニーを履くとあまりにも細くて逆にダサくなってしまいます。
また、僕は身長が175cmあるので身長に合わせるとウエストがガバガバになり、ウエストに合わせると丈が短くなることがよくありました。
苦肉の策で女性物のスキニーを履いてたりしました笑
そして一番大変なのが、ウエストの調整です。
最近はシャツをインするスタイルのファッションが流行っています。
特に夏なんかはシャツインでスッキリっとしたシルエットを出すのがトレンドです。
僕も真似したいのですが、ウエストが細すぎるため砂時計みたいなことになってしまいます笑
また少しでも動くとシャツが出てしまうのです。
細い人はスタイルがよく見えると言われていますが、僕の場合は着たい服も着れませんでした。
当時は体のラインを隠すゆったりとした服ばかりを来ていましたね。
あるある② あらゆるところが痛い
細い=肉がないということです。
普通の人だと肉がカバーしているところが、僕の場合は肉や脂肪がないため物が当たると痛いのです。
例えば机です。
字を書くときには机の角に腕が当たると思うのですが、それが痛くてしょうがない笑
普通の人は考えたことすらないでしょうが、余りに肉がないので机と骨がすれて字を書くのでも腕が痛いのです。
僕は高校生の時は毛布を腕の下に敷いて勉強をしていました。
ちなみに机が骨ばった僕の体に当たって痛いので、机にうつ伏せで寝ることもできませんでした。
また椅子に座るのも大変です。
お尻に肉がないため、少し椅子に座っているだけでも床ずれがしてしまいます。
学校にはマイ座布団を持って行っていました。
お風呂は裸なのでもっと大変です。
お尻を浮かせるようにお湯に使っていました。
そして一番辛いのが、体育の時です。
組体操や柔道の受け身などが辛いのは予想できると思いますが、僕が一番辛かったのが剣道の授業です。
剣道は裸足で正座する必要があるのでが、足の甲に肉が肉が殆どない僕にとってはかなりの苦行でした。
足が痺れるとかではなく、シンプルに骨が痛い!
10秒も我慢できませんでした。
このように細すぎると、日常生活でも支障が出るほどの痛みと戦わなくてはならないのです。
あるある③ 肺気胸になる
みなさんは肺気胸をご存知ですか??
簡単に言えば肺に穴があいて空気が漏れる病気です。
原因はハッキリとはわかっていませんが、「若くて、背が高くて、痩せている、男性」がなる病気と言われています。
通称「イケメン病」とも呼ばれていて、芸能人では嵐の相葉さん、俳優の佐藤健さん、BUMP OF CHICKENのボーカルの藤原さん、ナインティナインの矢部さんなどがなっています。
原因もわかっていないため防止することが難しく、再発率も30%〜50%とも言われていて長期入院を余儀無くされる場合もあります。
特に嵐の相葉さんは、なんども再発したため大きな手術まで行っています。
人によって辛さは違うのですが、僕の場合は結構辛かったです。
まず急に息ができなくなります。
肺の半分が機能しなくなるので当たり前ですが、吸っても吸っても酸素が入って来ません。
この時点で結構パニックになります。
さらに肺に穴が開くこと自体も痛く腕を上げたりすることもできなくなります。
もちろんその時は肺気胸ことなんて知らないので、病院に行こうにも外科から内科なのかもわかりません
結局総合病院に行ったのですが、そこからが大変でした。
最初に血圧を測ろうにも、血圧が低下しすぎて何度測ろうと測定不能になってしまいます。
そしてレントゲンをとると、本当に肺の半分が無くなっていました。(実際には空気が抜けて縮んで見えないだけ)
さらに脈が弱まっていて採血が難しく、何度もやり直しされませた。
その後、胸から管を通して肺に空気を入れる簡単な手術をしました。
これがめちゃくちゃ痛い!!
みなさん男なら小学生ぐらいの時に、ふざけて友達の胸の上あたりをつねる遊びをしたことはないですか?
やったことがなければ、自分で今やってみてください!
他の場所をつねるよりめちゃくちゃ痛いですよね?
僕は手術の時は、この胸に部分麻酔をかけて行いました。
つまり、肺に届く針で胸の上部を刺されるのです。
麻酔は効くまで何度も刺されるので、叫ぶほど痛かったです。
笑管を入れる手術や肺気胸そのものよりも、この麻酔が一番辛かったです。
その後は幸運にも1週間ぐらいで退院できて、再発はありませんでした.
お医者さんには「もうちょっと肉をつけないと、健康に良くないよ」と苦笑いされたのを覚えています。
あるある④ 食べても太らない
痩せすぎて悩んでいる人が一番言われてイラっと来る言葉は「もっと食べなよ」です。
僕は昔から夕ご飯はご飯2合をノルマにして食べていますが、あまり効果はありません。
頑張って、人並みには食べているとは思いますが、全く太らないのです。
一時期はお菓子を常に食べるようにして、休み時間ごとに何かを口に入れる生活もしていました。
それでも、太りません。
また、アメリカの大学に留学した時は更に極端でした。
朝と夜は学食でバイキング形式で食べまくりました。
野菜は食べず、肉とバスタとポテトを毎食食べていました。
飲み物は炭酸飲料しか飲みませんでした。
昼ごはんは、ハンバーガーとナゲットとフライドポテトとコーラのセットを必ず食べていました。
「アメリカに留学すると太る」という言葉を信じて、栄養バランスを無視してカロリーのみを追求して限界まで食べ続けました。
その生活を6ヶ月繰り返して、日本に帰国して真っ先に体重計に乗ると、体重は減っていました。
ここで僕は
と確信しました。
とにかく食べても、食べても太らないのです。
逆に太る人は、なぜ太るのかがわかりません。
人並みには食べてると思うのですが・・・
まとめ
痩せていると「羨ましい!」と言われることが多いです。
しかし、痩せていてもいいことなんてありません。
何事も、普通が一番なのです。
僕は筋トレを初めて、食トレの大変さを知りました。
吐くまで食べることが、ここまで辛いとは思いませんでした。
太りやすい体質の人を、これほど羨ましく思ったことはありません。
痩せている人は、それなりに悩んでいるものなのです!
痩せて悩んでいる人に「もっと食べなよ!」なんて言ってはいけませんよ!
それでは。