この記事は角田裕毅選手や、F1について分かりやすく解説した記事です。
F1について全く知識が無い人に向けて書かれています。
(※この記事は2021年4月に更新されました)
どうも!DKOです。
今回はF1についての記事です。
最近メディアでも話題の角田裕毅選手ですが
「角田裕毅って誰?」「F1ってどんなスポーツなの?」と疑問に思う人も多いことでしょう。
そこで、F1にドはまり中の僕が、角田裕毅選手やF1について初心者にもわかりやすく解説します!
角田裕毅って誰? 年収や身長、読み方は?
角田裕毅選手は神奈川県相模原出身の20歳、F1ドライバーです。
「つのだ ゆうき」と読み、身長は160cmで現在は日本体育大学スポーツマネジメント学部に通う大学生でもあります。
10チームあるF1チームの一つである「アルファタウリ」に所属しています。
日本人では7年ぶりに小林可夢偉選手以来のF1レーサーということもあり注目が集まっています。
父親の影響で4歳からカート(ゴーカートのようなもの)に乗り始め、F1の下部組織であるF4→F3→F2と順調にキャリアステップをしてきました。
角田裕毅選手はオーバーテイク(前の車を追い抜かすこと)の技術が卓越しており、その技術でF1レーサーに大抜擢されました。
ちなみに本人がやりたかったわけではなく、元レーサーの父親に半ば強制的にやらされていたそうです。
それでも、F1レーサーになれるのは凄いですよね。
年収もF1レーサーであれば50億円を稼ぐほどの選手もいます。
しかしルーキーの角田裕毅選手は5000万円程度と推定されています。
感覚がマヒしていますが、20歳で5000万円という年俸は信じられませんね。
そもそもF1って何?
この記事を読んでいる方の中には、「そもそもF1って何なの?」と疑問に思っている人もいるのではないでしょうか?
そこで、F1を超簡単に説明します。
F1とは世界最高峰のモーターレースです。
F1は正式名称を「フォーミュラ1」といいます。
10チームがそれぞれ2名のドライバーを抱えており20名がそれぞれのレースで1位を目指します。
つまり、F1レーサーは世界に20名しかいないのです。
レースは「GP」と呼ばれ、「モナコGP」のように地名とともに表記されます。
日本では「鈴鹿GP」が有名ですよね。
2021年は23レースが行われる予定です。
23レースの合計ポイントでチームと個人の順位が決まります。
順位が高いほど高ポイントがもらえますが、11位以下はポイントはもらえません。
そのため、とりあえず10位以内を目指してレースをするドライバーが多いです。
GPは土日の2日間行われて、土曜日に予選のタイムトライアルがあり、その順位によって日曜日の本戦のスタート位置が決まります。
ちなみに角田裕毅選手はデビュー戦で9位となり、日本人のレーサーでは初戦で初めてポイントを獲得しました。
F1の魅力を紹介
じゃあ、F1って何が面白いのか。
正直、レースを見ているだけでは面白くありません笑
20人しかいないレーサーの人間性や、チーム同士のドロドロとした駆け引きが魅力なのです!
魅力1 政治的駆け引き
F1はたったの10チームしかありません。
この10チームでドライバーを奪い合ったり、協力しあったりします。
自分が育ててきたドライバーが、急にライバルチームに移籍することなんて日常茶飯事です。
またチーム同士が同盟を組んで、エンジンを共有したり、ノウハウを共有することもしばしばあります。
「レッドブル」というチームと「ルノー」というチームは以前はエンジン共有しあう関係でした。しかし、ルノーが開発するエンジンに文句をつけたレッドブルが一方的に契約を破棄して、それに対抗するようにルノーがレッドブルのドライバーを奪う事件が起きました。
このようにレース外でのドロドロとした戦いは見ものです。
魅力2チームメイト同士の争い
1チームにドライバーは2名在籍していますが、これがなかなか厄介です。お互いが最大のライバルになることがしばしば起きるからです。
もし新ドライバーが加入する場合には、クビになるのは劣っているドライバーだからです。
なのでレース中は基本的に協力するべきなのですが、チームの命令を無視して同じチーム内で争った挙句、クラッシュすることもあります。
インタビューでも目も合わせないバチバチのドライバーの様子はとても面白いですね笑
魅力3トラブル続出のレース展開
F1のレースでは、トラブルが当たり前です。
タイヤがパンクする、エンジンがおかしい、他の車にぶつかる・・・
それだけではく、ピットイン(タイヤ交換のために一時停止すること)の時にタイヤを持ってき忘れたり、ネジを閉め忘れたり、マイクが壊れて指示が聞けなくなったりと「そんなことある!?」というトラブルも続出します。
そんなトラブルに四苦八苦しながらも、ゴールを目指す様子はとても見ごたえがあります。
初心者が見るときに注目するチーム3選
さて、今期からF1を見ようと考えている方にお勧めするチームを3つ紹介します。
1.アルファタウリ・ホンダ
まずは、角田裕毅選手が所属するアルファタウリです。
実はアルファタウリは、強豪の「レッドブル」の2軍チームでもあります。
レッドブルですら最近優勝することができていないので、正直アルファタウリは強いチームとは言えません・・・
なのでアルファタウリに所属するレーサーは「いつかレッドブルで走るんだ!」と強く考えています。
角田裕毅選手もいつかはレッドブルに昇格する日があるかもしれません。
角田裕毅選手ではない、もう一人のドライバーのガスリー選手にも注目です。
ガスリー選手は、2020年シーズンではなんとレッドブルのレーサーに昇格をしていました。
しかし、大スランプに陥り数レースでアルファタウリに降格することとなります。
「ガスリーは終わった」と厳しい声も聞こえましたが、降格してすぐにイタリアGPでチーム12年ぶりの優勝(もちろん1軍のレッドブルにも勝利)するなど成績を盛り返しています。
どん底で誰からも見放された男、ガスリーの逆襲劇に注目です。
2.レッドブル・ホンダ
他のチームで注目は、レッドブル・ホンダです。
名前の通り、日本の車メーカー本田と提携をしています。
レッドブルはご存知の通り、飲料メーカーで「フェラーリ」「メルセデス」「ルノー」などの車メーカーとは大きく違います。
F1に参戦当時は、他の伝統あるチームからは怪訝な目で見られていました。
しかし4年連続コンストラクターズチャンピオン(総合優勝)をするなど、今や強豪チームの一つとなりました。
レッドブルのイメージ通り常識や伝統に囚われず、ガンガン攻める様子は応援したくなりますね。
注目選手はマックス・フェルスタッペン選手です。
見てください、この顔。
絵にかいたような意地悪白人顔ですね笑
マックス・フェルスタッペン選手は「天才」と呼ばれレッドブルのエースドライバーとして君臨しています。
レッドブルが不調の時も、どんなにひどい車に乗っていても必ず好成績を出しています。
実際に自信に満ち溢れた発言をして、「王様」のような振る舞いも含めていいキャラをしてますね。
3.メルセデス
最後に紹介するチームは日本でもベンツで有名なメルセデスです。
なんとこのチーム2014年から7連覇をしています!
あまりに強すぎるために

と批判がでるほどです。
当りまえのように勝つので、見ていてあまり面白くないですね笑
応援するというより、「どのチームがメルセデスに勝つか」という視点でみるのがいいかもしれません。
そして注目選手は、世界最強ルイス・ハミルトン選手です。
なんと96回のGP優勝を経験しており、あのミハエル・シューマッハの記録歴代記録を塗替えました。
1回でもレースで1位になれば誇れることなのに、96回とは・・・恐れ入ります。
てか、「ルイス・ハミルトン」って名前が強者感ありますよね笑
F1界でも唯一の黒人ドライバーであり、BLM運動や慈善活動などにも力を入れています。
コロナウイルスによりシーズン開催の可否で揺れているときも「命を守るために即刻中止するべきだ!」と誰よりも先駆けて声を挙げました。
ここまで書くと非の打ち所がない聖人君子のようですが、レースでは度々ルール違反を取られるなどカッとなる性格でもあります笑
ただ実力名声ともにトップの選手なので、レースの際には注目してみましょう。
まとめ
なかなかとっつきにくいF1ですが、2021年もDAZNやスカパーで見ることができます。
日本人の角田裕毅も今年度から参加するということで、入門には丁度いいでしょう。
特にDAZNでは様々な特集が組まれており、初心者にも優しいのでぜひ見ていただければと思います。
それでは!