【実体験】祖父の葬式に行かなかったらこうなった

この記事は自分の祖父の葬式に行かなかったらどうなるのか?を解説した記事です。

葬式に行きたくない!葬式に行かないとどう思われるの?と考えている方に向けて書かれています。

(※この記事は2021年9月に更新されました)

 

どうも!DKOです。

今回は葬式について話そうと思います。

僕は大学生の時に、家族ぐるみで付き合っていた方が亡くなりました。

長期休暇になるとその人の家で過ごし、毎年お年玉もくれました。

祖父がいなかった僕にとっては、おじいちゃんのような存在でした。

 

そんな方が亡くなったのですが、色々事情があり僕は葬式に行きませんでした。

「葬式って行かないといけないんじゃないの?」「葬式って意味あるの?」と思う方に役立つ記事だと思います。

ぜひ、参考にしてください!

僕が葬式に行かなったワケ

group of people attending burial

家族ぐるみで付き合って、祖父のように接していた人が亡くなりました。

しかし、僕は葬式に行くことはありませんでした。

その理由は、行く意味が僕には無かったからです。

 

訃報が届いたのは12月31日のことでした。

その日は僕は高校からの友達たちを一人暮らしをしている東京に呼んで、数日遊ぶ予定でした。

年末ということもあり、久しぶりに泊まりで友達に会えるのでとても嬉しかったのを覚えています。

訃報が届いても「そっか・・・」という感情しか湧きませんでした。

亡くなった方はすでに80歳を超えて入院しており、先が長くないことは分かり切っていたからです。

また葬式の会場は、九州地方にある小さな島で往復するだけで2日もかかります。

 

そこで僕は家族にメールを打つました。

DKO
友達も来ているし、葬式行かなくちゃダメかな??
母親
・・・自分の好きにすれば
DKO
おっけ〜!!(やったぜ)
そうして友達と遊んでいたら、次の日にメールが来ました。
母親
あなたにはガッカリしました!!
DKO
!?!?????
東京に集めた友達を解散させて、年末年始に2日間もかけて行きたくもない葬式に行く方が僕は失礼だと思いました。
ただ、僕の行動は「葬式に行くことは当たり前だ」と考える人には驚きだったようです。
しかし、僕以外にも葬式に行きたくないなぁと考えている人は多いと思います。
そこで、行きたくないのであれば葬式に行く必要がない理由を以下に説明します。

行きたくないなら、葬式に行かなくて良い理由

もちろん、葬式に行きたいのあれば行くべきでしょう。
誰も止めることはありません。
しかし、もし行きたくないのであれば葬式に行く必要はありません。
その理由を説明します。

1.故人は生き返らないから

まず、死んでしまった人は生き返りません。

どれだけ葬式を盛大に行っても生き返ることはありません。

 

仮に「もう少しで亡くなりそうだだから、最後に病院まで来てお話をして!」というなら理解は十分にできます。

しかし死んでしまった以上話すことはできません。

よく「故人も喜んでいる」という表現がありますが、喜んでなんかいません笑

死後に喜ぶことをするぐらいなら、生前にちょっとでも良いことをした方がいいはずです。

人間は死後は「モノ」であり、感情はありません。

 

つまり、葬式とは(当たり前ですが)儀式であり、具体的な利点はないのです。

葬式は感情の問題なので、特に行きたくなかれば行かなくても問題はありません。

 

同じことは結婚式にも言えますが、結婚式は生きた人間の儀式ですから関係性を考えて行く必要がある場合もあります。

しかし、葬式の場合は死体になんと思われようと関係ありませんからね。

 

2.葬式を「する意味」はあっても「行く意味」はないから

white and yellow flowers on brown wooden table

葬式業界には葬式概論という公式見解があって、葬式を行い意味を解説しています。

1.社会的な処理
故人が亡くなった事実を関係者に知らせる

→手紙や電話で十分ではないでしょうか?知らされたからと言って葬式に行く必要はありません。

2.遺体の処理
保冷処置や火葬を行う

→これは行うべきですが、自分が葬式に行くことと遺体の処理は無関係です。
3.霊の処理
宗教的に霊を見送る

→霊などありません笑 あったとして見送ることになんの意味があるんでしょうか。

4.悲嘆の処理
遺族の悲しみを和らげる

→これは逆に言えば悲しくなかったら葬式に行く必要はないということになります。

5.さまざまな感情の処理
悲しみ以外の感情を緩和する効果

→特に感情が変化なければ、必要ありませんね。

ネットを見ると「葬式に行かないと、気持ちの整理が出来ず後で後悔する」という意見を見かけました。

しかし、5年経った今も何の気持ちの変化もありません。

6.教育的役割
お葬式は命の尊さやはかなさを教える意味

→葬式で命の尊さやはかなさを知ることができるとは知りませんでした。小学生であれば意味があるかも知れませんが・・・

 

ツッコミどころは色々ありますが、「葬式概論」のこの6つは「葬式をする理由」になっています。

「葬式に行くべき理由」ではありません。

もしあなたが葬式をするかしないかを決める立場であれば、葬式をするべきなのかも知れません。

葬式をしなければ、自分以外の人が悲しんだり、遺体が腐ってしまうからです。

 

しかし、あなたが行かなくても葬式は行われますし、あなたが葬式に行っても故人は生き帰りません。

だから行く必要はないのです。

 

念のために言っておきますが、上にも書いてあるように葬式には悲しみを和らげる効果があるそうです。

もし、故人の死を悲しんで苦しむのであれば、葬式に行く意味は確かにあります。

ただ僕が述べているのは「悲しくもなくて行きたくもないのであれば、葬式に無理に行く必要はない」ということです。

 

3.お金がかかる

葬式は、行くだけでもお金がかかります。

まずは葬式用の服装を揃える必要があります。

スーツであれば3万円はかかるでしょう。

次に香典は1万円程度します。

さらに、そこに行くまでの交通費がかかります。

飛行機や新幹線を使えば、数万円は必要になります。泊りになれば宿泊費もかかるでしょう。

最後に、学校や会社を急遽休まなくてはなりません。人によってはお金以上の負担になるでしょう。

 

結婚式は未来ある2人、そして将来の子どもの為の儀式です。

そのためにお金を使うのであれば納得もできます。

しかし、なぜ死んだ人のために何万円も使わなくてはならないのでしょうか?

もし、自分が死んだのであれば葬式に使うお金を各人の有意義なものに使って欲しいと思いますけどね。

 

4.会いたくない人に会う可能性がある

葬式を行う理由に「親族との絆を実感できる」と書いてあってヘドが出ました笑

実際に、葬式には多くの親族や関係者が集まるので同窓会のような意味合いもあります。

葬式の後には飲めや歌えのドンチャン騒ぎをすることも少なくないとか。

 

しかし、親族と会いたくない人も一定数いるはずです。

仕事をしていなくて肩身が狭かったり、苦手ないとこがいたり、嫌いな友達がいたり・・・

葬式に行くことで、会いたくもない人に会わなくてはならない可能性が高まるのです。

 

5.葬儀屋とお寺が儲かるから

man in green and white long sleeve shirt

結局、葬儀もサービス業に過ぎません。

僕らは「葬儀」という名のショーにお金を払って見に行っているのです。

そして、儲かるのは葬儀屋とお寺なのです。

特に昔は「ぼったくり価格」で葬式を行って、ボロ儲けをしていた葬儀屋も多かったと聞きます。

サービスには価格がついて、それに納得すればお金を払うのが資本主義です。

僕は葬儀というサービスにお金を払う価値があるとは思えないから、行かない。ただそれだけなのです。

 

葬式に行かないデメリット

woman in black dress standing on green grass field during daytime

葬式とはあくまで、宗教的儀式に過ぎません。

現実的に何かメリットがあるものではありません。

じゃあ、なんのデメリットがあるかというと「常識がない」「冷たい人だ」と思われることです。

 

葬式とは故人ではなく、生きている人のための儀式です。

「僕も辛いし、あなたも辛いよね」という感情を共有する場所になるのです。

その場所に行かないと、「お前は辛くないのか!!」と怒られるのです。

特に遺族への「私はあなたの家族が亡くなって、とても悲しんでいますよ」アピールという意味合いも強いです。

 

また、葬式に行くことは「常識」であり「当たり前」なので、葬式に行かないことは理屈抜きで嫌悪される行為なのです。

その結果、家族や親族から冷たい目で見られる可能性もあるでしょう。

 

葬式に行く、行かないの判断基準

理屈の上で言えば、葬式に行くメリットはありません。

メリットデメリットを抜きにして葬式に「行きたい」と思えば、行けばいいと思います。

 

もし、行きたくないのであれば行かなくてOKです。

僕の場合は亡くなった方の遺族と交流もないですし、僕は自分の家族とも日常的に関わりがないので

DKO
行かなくていいか!
と判断しました。
葬式に行くかどうかの判断は、遺族や親族との今後の付き合い次第です。

もっと言えば「周りにどう見られるか」を考えましょう。

例えば、残された遺族とあなたが毎年交流があるのならば今後の関係を考えて行った方がいいでしょう。
大口顧客が亡くなったのであれば、葬式に行くことで家族に対してビジネスを継続できるかもしれません。
しかし、今後の付き合いを考えないのであれば、行く必要はないでしょう。
葬式に行きたくないと考えている時点で、あなたは別に悲しんでもいません。
葬式自体はただの儀式で生産性もメリットもありません。
ならば、葬式に行くことによって自分にどんな得があるか?を考えるのが良いのではないでしょうか。

まとめ

green grass field with trees under white sky during daytime

葬式に関わらず、冠婚葬祭は儀式をビジネス化したものです。
「葬式には行かなくちゃいけない」「結婚式は開かなければならない」という「常識」につけこんで金儲けをしているのです。
葬式なんて行かなくても、その人のことを目を瞑って5分考えれば十分ですし、結婚式に行くよりZoomで1時間話した方が気持ちは伝わります。
「悲しくないのに、何で葬式に行かなくちゃいけないんだ」と憤るのは当然です。
だって無駄なんですもん。合理性のカケラもありません。
ただ、世の中にはそんな無駄な常識や慣例や文化を大切にする人はたくさんいるのです。
そんな方々に合わせるのか、自分を突き通すかはご自身で決めるしかありません。
それでは!