【ネタバレなし】I”s(アイズ)のドラマが玄人にもウケた5つの理由

この記事はドラマ「I”s(アイズ)」の魅力を伝える記事です。

「I”s(アイズ)」を視聴するか迷っている人に向けて書かれています。

(※この記事は2020年6月に更新されました)

 

どうも!DKOです。

つい先日、Amazon Primeで何気なく「I”s(アイズ)」というドラマを見ました。

基本的に洋画しか見ない僕は

DKO
漫画原作のラブコメ?どーせくだらない作品でしょ

と軽い気持ちで視聴しました。

しかし、いや~驚いた。

ここまで作り込まれた日本のドラマがあるのかと感心してしまいました。

 

高校生活や恋愛なんてとっくに記憶の彼方に行った25歳の僕ですが、柄にもなくドキドキしてしまい、最後には謎に号泣してしまいました。

このI”sはスカパー!!での放送がメインということもあり、地名度はそこまで高くはなかったのですが最近になりNetflixやAmazon Prime VIdeoで見られるとあり、ジワジワと再度注目を集めている作品です。

 

しかし僕のように洋画をメインで見ているような人間には、少し手が出しにくい作品であることは間違いありません。

なんてもったいない!

というわけで、今回は「I”s(アイズ)」が目の肥えた玄人にもウケる最高傑作である理由を説明します!

「I”s(アイズ)」とは

「I”s(アイズ)」は少年ジャンプで1997年から連載された恋愛漫画です。原作は「電影少女」でも有名な桂正和さんです。(電影少女は乃木坂46の西野七瀬さん主演でドラマ化もされました)

 

ストーリーは

「主人公の瀬戸一貴(岡山天心)はクラスメイトの葦月伊織(白石聖)に恋をしている。少しずつ距離を縮めるふたりであったが、そこにアメリカから幼馴染の秋葉いつき(柴田杏花)が帰ってきて・・・」という内容です。

バトル物の作品が多い少年ジャンプの中で、恋愛をメインとした作品では異例の人気を博し、累計発行部数は1000万部を超えています。

 

そして2018年からは「スカパー!」「スカパー!オンデマンド」にて全13話で実写ドラマ化をしました。

何かと批判されがちなコミックの映像化ですが、漫画ファンからも絶大の人気を誇り、特に原作者の桂正和さんもドラマ化を「宝物」と言うほどでした。

実際に各サイトでも高レビューが多く、Amzonのレビューでも★4.5を超えています。

 

「I”s(アイズ)」のドラマが成功した5つの理由

しかし何故ここまで、「I”s(アイズ)」のドラマ化は成功したのでしょうか。

そして、何故原作者ファン以外にも多くの視聴者を虜にすることができたのでしょうか。

その理由を説明します!

 

1.実力者役者のみのキャスティング

やはり日本のドラマ、特に漫画の映像化となると、キャスティングに不満がある人は多いのはないでしょうか。

アイドルやジャニーズがどうしてもメインキャストになり、その低い演技力にイライラすることは多いはずです。

しかしこの「I”s(アイズ)」では主演の岡山天心さん以外は全てオーディションでキャストが選ばれており、忖度なしの実力派俳優が揃っています。

端役に安達祐実さんをキャストするあたりに本気度が伺えます。

 

そして何と言っても注目を浴びたのがメインヒロインの葦月伊織を演じた白石聖さんでしょう。

2020年のネクストブレイク女優とも言われており、地上波での露出も増えている白石聖さんですが、何と言ってもその演技力は圧巻でした。

セリフ数の多くない役柄の中で、圧倒的な存在感を出し続けた理由は白石聖さんの「目の動き」にあると言われています。

口や表情に出すとチープになってしまう微妙な心情の変化を目で表すことで、「高嶺の花」の役を演じ切っています。

 

はい。正直に言いましょう。僕は白石聖さんに心を撃ち抜かれました。

ここまで「ザ・ヒロイン」を演じることができる役者がいるのかと感動すらしました。

彼女の演じる葦月伊織を見るだけでも、このドラマは価値があると言えるでしょう。

ちなみに、白石聖はラジオ「白石聖のわたくしごとですが…」のパーソナリティを務めていますが、そこではサバサバとした大人の白石聖さんを見ることができます。

役柄のイメージから「癒し系」と思われることが多いため、素の本人とのギャップに驚く人も多いらしいです(僕もそうでした笑)

しかし、それだけ自分とは全く違う自分を演じることができるのも、演技力の高さの証明ですね。

 

2.スカパー!だからこその攻めた演出

「I”s(アイズ)」の原作では少しHなシーンや、高校生の飲酒のシーンなども多く出てきています。そんな地上波では絶対にできない過激なシーンも、スカパー!では忠実に再現ができています。

細部にまでこだわって原作を忠実に再現しているからこそ、原作ファンからも絶賛をされているのでしょう。

そのため過激なシーンが多いので、家族やリビングで見るのは避けるのがベターでしょう笑

ここまで攻めた演出ができるのも、実力のある俳優が揃っているからこそなのかもしれませんね。

 

3.原作の魅力

「I”s(アイズ)」の原作の漫画は累計発行部数が1000万部を超えており、その人気は疑う余地はありません。

しかし、特筆すべきことはこの漫画が少年ジャンプで人気を博していたことです。

人が死ぬわけでも、バトルがあるわけでも、事件が起きるわけでもない超王道ラブストーリーが少年ジャンプでこれほど人気を集めたのは、読む人によって様々な解釈ができる奥行きのあるストーリーが理由です。

 

「I”s(アイズ)」は男子高校生の恋愛を描いた漫画ではありますが、読む人によって受け取り方が違います。例えば男性なら可愛い女の子とのニヤニヤな青春ライフとして楽しめますし、女性ならば片思いの切ない恋愛として読むことができます。

また、僕のようなとうの昔に青春を終えたような人間にとっては、「ああ恋ってこんな感じだったよあなぁ」と思い出させてくれる作品となっています。

実際に磯崎泉役の萩原みのりさんは

「原作者が男性と知って驚いた。女子の恋愛あるあるが多すぎて、絶対に女性が書いていると思った」と話しています。

老若男女、読む人によって全く違う印象を受ける作品だからこそ、世代や国を超えて「I”s(アイズ)」は愛されているのでしょう。

ちなみに僕は視聴後、全巻購入しました笑

 

4.スタッフの「I”s(アイズ)」への愛

もともと「I”s(アイズ)」の大ファンであった豊島圭介さんが監督を勤めています。(ちなみに安里 麻里さんも監督として参加しています)

監督がそもそも大ファンということで、演出の細かさは驚かされるほどです。

例えば作中で使われているローファーは作中と同じように、20年前の型が使われていたり、作中の小物は実際に演者が作った物であったり、実はEDには秘密が隠されていたり・・・と「そんな所まで!」と知れば驚くことでしょう。

 

そして「I”s(アイズ)」の公式ツイッターアカウントも愛に溢れていることで、ファンの間で話題になりました。放送当時の様子やオフショットも見ることができるので、必見です!

 

5.魅力的な音楽

最後は、音楽の素晴らしさです。

主題歌は竹澤汀の「yesterdays」で エンディングテーマは、Mrs.GREEN APPLE 「Coffee」となっています。特に主題歌は作中で何度かアレンジされて、ヒロインたちが歌うシーンがあります。

またサウンドトラックなどは作曲家の渡邊崇さんが担当しています。印象的で耳に残る曲が多いです。

ちなみに、Apple Musicなどで聞く場合は「渡邊崇」で検索しないと出てこないので、注意が必要です。

 

まとめ

いかかがだったでしょうか。

日本のドラマなんて見ない、いや正直言うと見下していた僕でも、「I”s(アイズ)」の魅力にズボッとハマってしまいました。

「I”s(アイズ)」を見た後は、同じような青春ドラマを探したのですが、どれもしっくりと来ず、「I”s(アイズ)」の偉大さを再認識させられました。

Amazon Prime VideoやNetflixで視聴することができるので、迷っている人はぜひみてください。

それでは!