【どうして?】老人が背中が曲がっている理由とその対策を解説した

この記事は「なぜ老人は背中が曲がっているの?」「どうすれば防げるの?」といった疑問に答える記事です。

(※この記事は2020年3月に更新されました)

 

こんにちは!DKOです。

少子高齢化のこの時代、街を歩いていても多くの老人を見かけますよね。

中にはめちゃくちゃ背中が曲がった老人を見かけます。

 

正直、不思議じゃないですか?

「腰が曲がっている 寝るとき」の画像検索結果

DKO
え?どういう仕組み?
って僕はいつも思っていました。
90度を変えて、もはや地面を向くほどの姿勢で歩いている老人を見かけます。
しかし、なぜそんな状態になるかさっぱりわかりませんでした。
今回は、様々なサイトを検証しながら、「なぜ背中は曲がるのか」「どうすれば背中が曲がることを防げるのか」を解説します。

背中が曲がる原因2つ

いろいろなサイトを読んだところ、背中が曲がる原因はいくつかあることがわかりました。
それぞれ解説します。

筋肉が衰える

背中が曲がる理由のほとんどは、筋力の衰えです。

 

若者は当たり前のように、上半身を立たせています。

しかし、実際には上半身を立たせることは背筋や腹筋などの筋肉が必要なのです。

そして、老人になるとその上半身を支える筋肉が衰えてしまうのです。

 

DKO
え? なんで衰えるの?
と素朴な疑問を抱く人もいるでしょう。

人は誰でも高齢になると、筋肉を構成する筋繊維数が減少します。これは自然の摂理です。

そして筋繊維が萎縮してしまうことにより、筋肉量が低下するのです。

成人における筋肉の重量は、体重のおよそ40%と言われています。

個人差はありますが、70歳くらいでは男女ともに10%ほど筋肉量は低下してしまうのです。

 

脊椎圧迫骨折

背中が曲がっている老人の中には、「え?どんだけ?」ってぐらい曲がっている人もいますよね。

立ったまま長座体前屈をしてるバリで歩いている老人です。

こういった老人の背中が曲がった理由は、脊椎圧迫骨折であることが多いです。

 

まず、老人は骨がもろくなる病気「骨粗しょう症」にかかることがあります。

骨がもろくなっているので、尻もちをついた時や、くしゃみをしただけで骨が折れてしまうのです。

 

手の骨が折れる程度ならいいのですが、脊椎が折れると大変です。

脊椎(せきつい)とはいわゆる背骨のことを指しており、頸椎・胸椎・腰椎に分かれており、全部で24個あります。

その脊椎が骨が脆いために、圧迫されたはずみで折れてしまうのです。

 

しかも、脊椎圧迫骨折の怖いところは「自覚がないこと」です。

痛みを伴わない場合があるため、骨折をしても当の本人は気づかないのです。

そのため、脊椎が変な形で固定されたり、脊椎全体のバランスが崩れて他の骨を圧迫することに繋がるのです。

 

脊椎圧迫骨折の治療方法は、普通の骨折と同じ固定して様子をみることが一般的です。

ですが、コルセットなどで固定することは日常生活に支障をきたす上に、治りも遅いために嫌がる老人も多いそうです。

 

おばあさんの背中が曲がる理由

シルバーカーを押すお婆さんのイラスト

背中が曲がった老人は、男性より女性の方が多いように思えませんか?

その理由はホルモンバランスにあります。

 

女性の場合は閉経を境にして、骨の形成を促進する「エストロゲン」が欠乏してしまいます。

そうすると骨をつくるよりも、壊すペースの方が早くなってしまうのです。

 

また筋肉量も男性よりも女性の方が少ない場合が多く、老化にともない身体を支えることができなくなるのです。

 

背中が曲がった老人は寝るときはどうなっているのか

お爺さんを介護している女性のイラスト

背中が曲がった老人を見た時に

DKO
寝る時、どんな態勢なんだろう・・・
と思った人は僕だけではないと思います。
基本的には背中が曲がった人もベットの上では、腰を伸ばして仰向けで寝ることはできます。
多くの人は、背骨が曲がっている訳ではなく筋肉がないだけなので。
脊椎圧迫骨折の方もベットの上では腰をまっすぐにできる人がほとんどらしいです。
ただ一部の腰が曲がった状態で固定してしまった方は、横向きなどでしか寝ることはできないそうです。

背中が曲がった老人にならない方法

僕は自分の身体の美しさを、できるだけ保ちたいと思っています。

そのため、背中が曲がった老人にはなりたくありません。

 

どうすれば、背中が曲がった老人にならないですむのか。

その方法をまとめました。

 

筋トレをする

筋トレを行うことが、手っ取り早い解決法です。

老人になれば、筋肉量は減りますが筋トレをすることで衰えをカバーできます。

上半身を支えるだけの腹筋と背筋であれば筋肉をキープすることは難しくありません。

 

この筋トレは習慣であって、「歳をとったら筋トレをしよう!」なんて思っても意味はありません。

若い頃から継続して、筋トレを行うことで歳をとっても綺麗な姿勢でいることができるのです。

 

バランス感覚を養う

筋トレと少し似ていますが、バランス感覚を養うことも大切です。

歳をとると自分の身体のバランスがわからなくなり、転倒してしまう場合がよくあります。

なので、筋肉をキープするだけではなくバランスが必要なのです。

 

特にオススメされている運動はダイナミックフラミンゴ療法です。

この療法では、片方の脚で左右各1分間立ち、これを1日3セット実施することが望ましいと言われています。

 

食事療法

「骨粗しょう症」を防ぐための食事は大切です。

よく言われるのは、カルシウムでしょうか。

カルシウムは骨を構成する重要な成分の一つで、カルシウムを吸収するためにはビタミンDが必要です。

 

さらに、骨にかかわる成分としては、ビタミンKやタンパク質なども必要です。

したがって、カルシウムだけではなくバランスのとれた栄養を摂取することが大切です。また、治療のために必要なカルシウムの量としては、一日当たり700~800㎎がすすめられていますが、摂取のしすぎには注意が必要です。

カルシウム 牛乳・乳製品、小魚、緑黄色野菜、大豆・大豆製品
ビタミンD サケ、ウナギ、サンマなどの魚類、きのこ類
ビタミンK 納豆、緑色野菜、果物と野菜
たんぱく質 肉、魚、卵、豆、穀類など

 

まとめ

背中が曲がった老人になる理由と防ぐ方法について解説しました。

基本的には、若いうちから定期的に筋肉トレをして、食事をキチンとしていれば問題はありません。

 

逆に、特に女性の方は筋トレをせずに老後を迎える人も少なくありません。

骨の形成を促進する「エストロゲン」の現象も女性に見られる特徴です。

そう考えると、背中が曲がるリスクは女性の方が男性よりもずっと大きいと言えます。

 

「老後になったら」では遅すぎます。

背中が曲がった老後を送りたくないのなら、若いうちからしっかりと対策をとるようにしましょう!

 

それでは。