【新卒就活】就職先を給料で決めてはいけない理由

この記事は、なぜ新卒就活で、就職先を給料で決めてはいけないかを解説した記事です。

就活生に向けて書かれています。

(※この記事は2020年の3月に更新されました)

 

こんにちは。DKOです。

就活となれば、まず多くの人が気にするのがお給料だと思います。

平均年収だけではなく、初任給も気にする就活生は少ないありません。

なので

DKO
できるだけ給料が貰えるところに就職したい・・・

そう考えるのも不思議ではありません。

実際に僕も、就活をしていた時は「四季報」に乗っている年収が高い企業ばかりを志望していました。

 

しかし、就職先を給料で決めてはいけません!

実際に就職先を給料で決めて、後悔した友達を多く知っています。

今回は、就職先をお給料で決めてはいけない理由を解説します。

大学生は自分にとってのお金の価値がわからないから

多くの人が気づいていなことですが、お金の価値は一定ではありません。

 

例えば、コンビニで買うペットボトルの水が500円なら誰も買いませんよね。

しかし砂漠で喉がカラカラで死にそうな時のペットボトルの水には、いくらでもお金を出す人はいるでしょう。

同じように、去年年収が2000万円の人が年収500万円になるのと落ち込みますよね。

一方で、年収200万円の人が翌年、年収500万円になると、同じ500万円でも飛び上がって喜ぶでしょう。

 

お金の価値は、人や状況によって変わるのです。

 

あなたはお金の価値を理解できていない

あなたにとってお金はどの程度の価値がありますか?

この質問に答えられる大学生はほぼいないでしょう。

 

就活をしていた時、僕はお金はあればあるほどいいと思っていました。

DKO
やっぱり男なら、年収1000万は欲しいでしょ!
なんて言ってました。

 

しかし、実際に働いてみるとブランド物の服にも車にも酒にも僕は全く興味がありません。

自炊と読書とブログと筋トレが趣味なのでお金をかけるところがないのです。

 

自分が、お金の必要のない男だと初めて知ったのです。

なので僕は手取り20万円で生活していますが、お金が余りまくって仕方がありません。

 

同じように、新卒で外資金融企業に入社した先輩がいます。

初年度から年収は600万円でした。

しかし、彼も僕と同じようにお金を使わないタイプの人間でした。

入社3年目に、スポーツカーを買ったもののほとんど乗らなかったそうです。

 

大学生の時は、なんとなく「お金があれば幸せ」と考える人は多いです。

でも、それは「なんとなく」です。

大学生の時は、自分がどの程度お金と使うのかなんとなくでしか、イメージができないのです。

 

自分が必要な年収を知る方法

自分にとっての必要な年収を知る方法は簡単です。

現実的に計算するのです。

 

住みたい場所の家賃を調べましょう。

趣味にかけるお金も考えましょう。

食費や光熱費は今と大きく変わらないはずです。

最後に毎月貯金したい額を加えます。

そうして加えた金額を12倍すると、理想の年収がわかります。

 

多くの人は計算した額をみて「え、これだけ?」と思うことでしょう。

多くの人が、月額30万円以下に収まったのではないでしょうか。

年収で考えれば360万円です。

あなたを満足させる金額なんて、その程度なんです。

一般的な企業であれば、余裕で到達できる額でしょう。

 

年収にのみ注目して就活する大学生は多いです。

しかしそれは間違いです。

あなたを満足させるお金なんて、たかだか400万円程度です。

余分なお金を考えるよりも、職場環境やスキルアップを重視して職場を選びましょう。

 

高収入でも不幸せな理由

「大学生の頃は月10万円あれば幸せだったのに、今は月40万円でも幸せじゃない」

そんな愚痴をよく聞きますよね。

 

大学生時代は、ほとんどの人は金欠だったのではないでしょうか。

遊ぶ金欲しさに、時給1000円のアルバイトを頑張った人も多いことでしょう。

そんな金欠でもある程度、楽しかったはずです。

 

では、その何倍もお金がある社会人は、なぜ大学生時代より不幸せなのでしょう。

 

理由は、単純に仕事が楽しくないからです。

1週間のほとんどの時間を費やす仕事が楽しくなければ、人生は楽しくありません。

どんなにお金をもらおうと関係ありません。

綺麗なマンションも、タクシー移動も、かっこいい時計も意味はありません。

お金で手に入る幸せや解消できるストレスなんて、たかが知れているのです。

 

僕が月収20万円でも、お金が余るのは仕事が楽しいからです。

仕事が楽しいので、それ以上の楽しさは必要ありません。

一方で高収入でも、ストレスのために散財して金欠の人も多いです。

 

もちろん明確にお金が必要な木底があれば、年収で仕事を決めていいでしょう。

借金の返済や親への援助などがあれば、お金はどうしても必要です。

しかし、「なんとなく」年収が理由で就職を決めると、逆にお金を失うことにもなるのです。

「高い給料=自分の価値が高い」という錯覚があるから

純粋に「お金が欲しい」と考えて転職する人は少ないです。

ましてや新卒で、「どうしてもお金が欲しい!」と就活する人なんてごく一部でしょう。

 

では、なぜそこまで就活生は年収にこだわるのでしょうか。

理由は、「高い給料=自分の価値が高い」と錯覚しているからです。

 

こう考えるの無理はありません。

小さい頃から、点数や偏差値というわかりやすいモノサシがあった僕らは、自然と「給料」というモノサシを使って考えてしまいます。

だからこそ、給料が高い仕事の方が、良いと考えてしまうのです。

しかし、お金というモノサシが人によって全く違うことは先ほど説明しました。

 

就職は、自分の人生に大きく影響を与えるイベントです。

その判断を、「給料」というモノサシで決めてはいけません。

自分の幸せや価値観に沿って、就職先は決断するべきなのです。

お金が欲しいなら大きな視点で考えよう

最後に、それでもお金が必要と考える人は、「会社からお金をもらう」という考え方を変える必要があります。

 

現在働き方改革や少子高齢化、副業の解禁にAIの導入など大きな変化が日本の労働環境に起きています。

終身雇用社会で勤め上げることよりも、その時々で転職を行うことが当たり前になってきました。

昇進やを狙うよりも、スキルを磨いて転職したり、副業で稼ぐ方が効率的な時代なのです。

 

そういった意味でも就職先は給料ではなく、自分が楽しいと思えることや向いていると思えることで決めるべきなのです。

給料が低くとも、自分の楽しいと思える分野でスキルを伸ばすことができれば、結果的にお金に繋がるはずです。

逆に、お金のために嫌な仕事を我慢してすることは、将来的には損にしかなりません。

 

変な言い方ですが、お金が欲しいのであればこそ、年収で会社を決めてはいけないのです。

 

結論

お金が欲しいなんて本当は思っていないんだろ? 

給料が高い=自分の価値が高いって勘違いしてるだけだぞ。

金が欲しいならスキルを身につける方が会社に頼るよりよっぽど効率的だぞ!