【就活】あなたが「自分がしたいこと」に悩む3つの理由

この記事は「自分のしたいこと」に悩む理由について解説する記事です。

自分のしたいことがわからない就活生に向けて書かれました。

(※この記事は2020年4月に更新されました)

 

どうもDKOです。

「自分は何をするのが好きなのか」

就活生がよく悩んでいる問題です。

 

自分が何をしたいのかわからない!

そんな声を聞くことも少なくありません。

 

なぜ僕らは自分がしたいことさえ、わからないのでしょうか。

例えば、子どもの時はそんな問いに悩むことはありません。

友達とのドッチボールや、絵を描くこと、音楽を聞くこと、砂場で遊ぶこと

誰に言われるでもなく、強制されるでもなく、時間を忘れて夢中になった経験があるのではないでしょうか。

 

では、なぜ大人になった今は「自分がしたいこと」がわからないのでしょうか。

その理由を説明します。

「自分がしたいこと」を知るべき理由

一昔前は、大企業に入れば一生安定でした。

給料は上がり、リストラもなく、年金もたくさんもらえました。

嫌な仕事でも我慢してすれば、報われる時代だったのです。

 

しかし今の世の中には「安定」は存在しません。

どんな道を取ろうとも、リスクがあります。

 

しかし、これはチャンスでもあります。

今までは見向きもされなかった、「自分の好きなこと」が評価される時代でもあるのです。

 

例えばYouTuberが典型的でしょう。

誰に評価されるわけでもなく、自分が好きなことを発信して何億と稼ぐYouTubeはたくさんいます。

SNSでインフルエンサーになる人も同様です。

 

今の時代では、嫌なことを我慢しても評価されません。

自分がとことんしたいことを続けることで、お金も評価も集まる時代なのです。

だからこそ、自分がしたいことをしっかりと把握することが大切なのです。

 

あなたが「自分がしたいこと」に悩む3つの理由

思い返せば、僕も「自分がしたいこと」に悩んでいました。

友達にも相談できず、一人で悩んでいました。

「自分がしたいこと」すら自分でわからないことに、情けない思いでいっぱいでした。

 

同じように悩んでいる就活生は多いと思います。

ここでは、僕の経験から「自分がしたいこと」がわからない理由を説明します。

 

 

気づかないフリをしているから

「自分が何を好きなのか」という質問に答えられないのは、賢くなりすぎたからです。

正しさとか有益性とか有意義さとかを考えるようになったからです。

だから、あなたは気づかないフリをしているのです。

僕の話をしましょう。

僕は小さい頃から「伝えること」が大好きでした。

 

外を走り回るより、面白おかしく話をして友達を笑わせたり感動させたりすることが好きでした。

人前でスピーチをしたり、クラスの前でアイデアを発表することも好きで仕方がありませんでした。

「プレゼンの方法」なんて学ぶ必要もなく、何度も何度も経験をしていくうちに話す時の間や、仕草、構成などを身につけていきました。

特に楽しかったのが中学生の時のスピーチコンテストと高校の時の演劇部での活動です。

それぞれ全校生徒の前で、言葉で自分を表現するのは痺れるほど楽しかった思い出です。

同時に文章を書くことも好きでした。

とは言っても小論文の成績は悪く、理路整然とした文章は得意ではありませんでした。

でも、自分の思いや熱の籠った文章を書くことにおいては誰にも負けるつもりはありませんでした。

話すことであれ、書くことであれ、とにかく自分の考えや思いを伝えることが大好きだったのです。

でも、それに気づいたのは24歳になってからでした。

いや、気づかないフリをしていたのでしょう。

きっと傷つくのが怖かったのです。

なぜなら「伝える」ことが好きでも、得意でも一銭の特にもならないと思っていたからです。

話すことは得意でも、大切なのはその中身です。

僕にはこれといってユニークな功績も、誰も思いつかないアイデアもありません。

書くことについても、人を惹きつける面白いストーリーも、理路整然とした小論文も書けません。

 

そんな僕の「伝える」なんてなんの役にも立たないと思っていました。

そしてもし仮に自分の好きな「伝える」ことが役に立つとしても、他の人と比べたりする中で自信を失う恐怖もありました。

僕より面白い文章を書く人や、すごいプレゼンをする人を目の当たりにして傷つきたくなかったのです。

だから僕は「英語」とか「暗記力」とか「行動力」とかもっと有意義で価値のあるものを好きだと自分を納得させていたのです。

きっとみなさんも僕と同じなのではないでしょうか?

本当に自分が好きなことや、したいことを認めることにビビっているのではないですか?

きっと答えは見つかっています。ただそこに向き合う勇気がないだけではないですか?

あなたは「自分がしたいこと」に気づかないフリをしているだけなのです。

自分の言葉に縛られているから

 

自分の好きなことがわからない! 何がしたいのかもわからない!

と言えるうちはまだマシです。

世の中には自分の言葉に縛られている人がいます。

嘘の自分の気持ちに騙されているのです。

 

例えば子どもの頃の夢に縛られて、本当に自分の好きなことを見失っている人は多いです。

よくあるのが、「教師になりたい」という言葉です。

小学生の頃から人気職業ランキングに教師はあります。

誰もが認める素晴らしい職業であり、比較的実現が可能な夢でもあります。

そのため小さい頃から教師になる夢を追いかける人は少なくありません。

でも、それって本心ですか??

本当に今も気持ちは変わっていないのですか?

小さい頃になんとなく口にした夢に縛られているだけじゃないですか?

今まで費やしてきた時間と労力を考えたら、今さら撤回なんてできないと心の底で思っているだけじゃないですか?

真剣にもう一度自分のしたいことに向き合うのが面倒で、怖いだけじゃないのですか?

昔と今の「好き」は変わって当然なのに、それを受け入れらない人はとても多いです。

 

同じように就活では軸はブレないほうがいいとよく言われます。

だからこそ

マスコミしか興味ありません!
福祉の道に絶対に進みます!

なんて人は多いですが、そういった固い意志がある人ほどもう一度立ち止まって考える必要があると思います。

自分が一度言ってしまった言葉に縛られて、本当に好きなことを見失っているかもしれませんよ。

 

真剣に考えていないから

「自分がしたいこと」は真剣に考えなければ、わかりません。

しかし、真剣に考えている人は少数です。

なぜなら、「自分がしたいこと」はドン底の状況になって初めて見えてくるものだからです。

ドン底を経験して初めて、真剣に「自分がしたいこと」に向き合えるのです。

 

例えば、僕の知り合いの話です。

僕の知り合いの彼は、バリバリ体育会系の商社マンでした。

仕事も順調、妻子もいて順風満帆な人生を送っていました。

しかしある時事故で彼は軽度の全身不随になり、車椅子生活を強いられたため、仕事を辞め障害年金で暮らすことになりました。

 

想像できないほどの絶望だったことでしょう。

 

しかし彼はそこで自分が歌を歌うことが好きだと思い出しました。

リハビリ生活の傍、ボイストレーニングを行い、ついには車椅子でオーケストラに出演するほどにまでなりました。

そしてリハビリを終えた現在もボイストレーナーや、コーラスを仕事として生き生きと暮らしています。

彼は「商社マンでの仕事より、今の仕事がずっと楽しい」と話しています。

 

事故がなければ、彼は歌う事を仕事にはできなかったでしょう。

しかし、ドン底を経験したからこそ「自分のしたいこと」に向き合えたのです。

 

僕の場合も同じです。

僕は就活の時は、学歴や語学力を活かして、大手企業に就職することを当たり前の進路だと思っていました。

しかし就活の結果は大手企業どころか、内定ゼロ。

絶望しました。

 

そこで僕はこのサイトを立ち上げたり、自由な社風でワークショップや講演を行える仕事につきました。

サイトの収入は数ヶ月間ゼロに等しく、会社は手取り15万円で昇給も雀の涙。

就活をしていた時は間違いなく眼中にも入らなかったでしょう。

 

でも、心の底から「自分がしたいこと」ができて今の僕は本当に幸せです。

大企業に勤めるよりも、ずっといい環境だと思っています。

 

僕の場合もどん底だからこそ、お金とか学歴とか将来性とか関係なく、真剣に好きなことと向き合えたような気がします。

もしすんなり就活先が決まっていたら、「伝える」ことを生業にしようとか、わざわざサイトを立ち上げようとか思わなかったでしょう。

なんとなく、ボンヤリと考えていても「自分のしたいこと」なんてわからないということです。

 

まとめ

先の見えない、今の日本で「安定」なんてありません。

いつ不況がくるのか、いつ鬱になるのか、いつ大型地震がくるのかわかりません。

だからこそ、「自分のしたいこと」をして悔いのない人生を送るべきだと思います。

 

真剣に考えなかったり、目を背けていては「自分の好きなこと」はわかりません。

自分に嘘をつかないで、もう一度自分の心に問いかけてみましょう。

みなさんが、幸せな人生を歩めることを応援しています。

 

それでは!