8社最終面接に落ちて気づいた、最終面接で落ち続ける理由

この記事は最終面接に臨む就活生に向けて書かれています。

8社最終面接に落ちた僕だからこそ気づいた、最終面接に落ち続ける理由について解説しています。

(※この記事は2020年3月に更新されました)

 

こんにちは!DKOです。

就活って辛いですよね。

そんな就活の中でも、一番辛いことは「最終面接で落ちること」なのではないでしょうか。

内定まであと一歩で落とされることは、精神的にもかなりキツイですよね。

 

そんな僕はなんと、8回も最終面接に落ちています。

しかも、そのまま無い内定でした。

僕は自分のスペックにはある程度自信を持っていただけに、この体験は本当に辛いものでした。

 

1回でも辛い最終面接落ちを8回も経験した挙句に、内定ゼロですからね。

当時は本当に将来に絶望していました。

 

ちなみに、僕以上に最終面接で落ちた人っているんでしょうか?

僕の記録を超える方がいればぜひお知らせください

 

さて今回は「最終面接落ちのプロ」である僕が、最終面接に落ち続けてしまう理由について解説します!

最終面接と、これまでの面接を同じだと思っていたから

最終面接と、そこまでに経験する面接は全く違います。
そのことが僕はわかっていませんでした。

1次、2次面接はスペック重視の面接

当時の僕は
DKO
俺ぐらいのスペックがあれば、就活なんて余裕だろ
と思っていました。
そして、現実的にトントン拍子で何社もの大企業の最終面接にたどり着きます。
なぜならば、スペック重視の面接ばかりを受けていたからです。

 

エントリーシートでは文章を書く力やTOEICの点数、そして学歴を見ます。

SPIでは事務処理能力が要求されます。

グループワークなどでは意見を述べる力や協調性、リーダーシップが注視されます。

個人面接であっても、学生時代に力をいれたことを通して適性や能力を見極めようとします。

 

大企業であれば特に、序盤の面接では個人スキルが評価対象になります。

 

もちろん面接のなかで

面接官
この学生はスペック的には申し分ないけど、なんか違うなぁ
と面接官が思ってしまうような候補者もいます。
しかし、それでもスペックさえよければ次の審査に通します。

「合わなければ最終面接で落としてくれるだろう」という見込みで、とりあえず通してしまうのです。

なので1次、2次面接は書類上の数字や経験が重視されるのです。

最終面接で大切な事はスペックよりも、相性

しかし最終面接で大切なことは、スペックよりも相性です。

 

最終面接の質問は結構ぼんやりとしたものが多いです。

 「会社に入ってどうなりたい?」「どんなキャリアを描きたい?」「どんな風に働きたいの?」

 などです。

 

これらの質問は、会社と学生の相性を確認しているのです。

 

新卒採用は長い目で人材を育成するための採用です。

その人が入社して、いろんな業務を経験しながら、いずれは結婚してライフスタイルが変わったとしても定年まで勤めて欲しいと思って採用するのです。

いくら能力があっても「3年やってハイ、サヨナラ」と退職されると困るのです。

だからこそ内定が決まる最終面接では、学生の「人生観」と「会社の考え」がピッタリあっているのかを確認するのです。

 

DKO
てか、仕事ができればそれでよくね?人生観とか関係なくね?
と僕は当時思っていました。
しかし、日本の新卒採用とは「定年まで面倒を見る」ということなんです。
ある意味で家族として迎え入れるようなものなので、「仕事ができればそれでいい」とはならないのです。
そんなところで、自分のスペックばかりをアピールしても全く意味はありません。

 

自分の人生について真剣に考えることができなかったから

僕が最終面接で落ちまくった理由は、相性だけの問題ではありません。

僕はそもそも自分の人生について真剣に考えることができていなかったのです。

 

内定を目の前にした最終面接の時でさえ

DKO
あれ?俺ってどんなキャリアを送りたいの?
と考える始末でした。
「自分は何が楽しいのか」「どんな人生を送りたいのか」「どんな生活をしたいのか」を全く深く考えていなかったのです。

なぜ自分の人生について神経に考えることができなかったのか、理由は二つあります。

 

経験がなかった

1つ目は判断基準がない状態で物事を決める経験がなかったことです。

簡単に言えば自分の意見がなかったのです。

 

今までは進学のことだけを考えて、できるだけ偏差値の高い学校に行くための勉強をしてきました。

偏差値の高い大学に行くことが「正解」だったし、大学に入ってからは良い成績と高い英語力と、あと海外経験をすることが「正解」だと思っていました。

それに向かって努力もしていました。

そして、そのままの流れで僕は就職するのが難しい企業に入社するのが「正解」だと思っていたのです。

 

僕は自分の考えではなく、あくまで世間一般の正解のみを追い続けていました。

しかし僕にはその先がありませんでした。

企業に入るのはいいとして、どんなキャリアプランで、どんな風に人生を歩むべきか全く検討がつきませんでした。

 

バリバリ働いて金が欲しいのか、社会に影響力を与えたいのか、地位が欲しいのか、家族との時間が欲しいのか。

無限に質問はあるけど、そのどれも「正解」がないため僕は答えることができませんでした。

僕は自分で答えの出せない問いに対して答えることができず、逃げていたのです。

 

実は本心に気づいていた

2つめは心の底では自分の本心に気づいていたことです。

 

「自由に自分の興味のあることを、尊敬できる人たちに囲まれてしたい!」

「ゆくゆくは自分のビジネスを持って、多くの人に影響を与える人になりたい!」

と心の奥底では思っていたのです。

 

しかし

「どうせそんな事はできない」

「せっかくのスペックなのに大企業に入らないなんてもったいない」

「もし失敗したらどうするんだ」

「安定こそが一番だ」

とも思いその考えを無視し続けていました。

 

「自分の気持ちに正直に」なんてクサイ台詞は言いたくありません。

しかし当時の僕は、まさに自分の素直な気持ちを無視し続けていたのです。

 

この2つの理由から僕は自分で自分の人生について考えることができていませんでした。

放棄をしていました。

逃げていたとも言えるでしょう。

最終面接に合格する簡単な方法

ここまで書くともうわかると思います。

最終面接に合格するためには、どうすればいいのか。

最終面接は「相性を見る場」と知り、自分の人生について考えればいいのです。

 

特に自分の人生について考えることは大切です。

「自分は何が楽しいのか」「どんな人生を送りたいのか」「どんな生活をしたいのか」

少なくとも、これらの質問には答えられるようにしましょう。

そして、その考えとピッタリな企業に入社しましょう。

 

その答えは決してカッコイイものでなくてもOKです。

人と同じでも問題ありません。

「転勤や転職はしたくない」「郊外に一軒家を購入したい」「地元が一番」

どれも素晴らしいと思います。

 

ただ自分の気持ちには嘘をつかないでください。

あなたの人生は一度しかありません。

自分の気持ちに嘘をついて、器用に生きても幸せになんかなれません。

まとめ

最終面接で見られるのはスペックではなく、「人生観」であり「人生設計図」です。

その人生観が企業と合えば、内定を取ることができます。

そこが食い違えば、どれだけ志望動機を練りこみ、どれだけスペックが高くとも僕のように何社も最終面接に落ち続けるでしょう。

 

そしてごく稀に、何社も最終面接で落ち続ける人がいるのはこの「人生観」をそもそも考えていないことが理由なのです。

 

僕は最近「あの時、内定がなくてよかった」と考えるようになりました。

なぜなら、僕の人生観に「大企業で定年まで働く」という考えはないからです。

きっとあの時内定をゲットしても、幸せにはなれなかったでしょう。

そもそも幸せについて深く考える機会もなかったかもしれません。

 

みなさんはどんな人生を歩みたいのでしょうか。

もし、この質問に答えられないのならば深く考えるようにしましょう。

就職するだけが答えではありません。

みなさんが望む人生を送ることができるように、応援しています!

 

それでは!!