【体験談】8月まで内定がないまま、就活をやめたらどうなるのか

この記事は「内定がないまま就活をやめるとどうなるのか?」を書いた記事です。

(※この記事は2020年1月に更新されています)

 

こんにちは。DKOです。

前回は僕が就活を始めて、内定がゼロになり失敗するまでの道のりについて書きました。

 

今回は内定がゼロになった7月から卒業するまでについてお話していきます。

絶望期

さて、内定がゼロで6月を終えた僕は絶望していました。

前回の記事にも書いた様に、まさか自分が就活に失敗すると思っていなかった僕は途方に暮れます。

 

流石の例年稀に見る売り手市場で、周りの同級生は内定を貰って就活を終えた人ばかり。

 

友達
お〜い、DKOのことだから就活終わったんだろ? 遊びにいこうぜ!!

 

というデリカシーの無い友達の誘いを無視して、家の中に引きこもっていました。

DKO
就職するなら大手有名企業以外ありえないぜ!!

と豪語していた僕は、ほぼ全ての大手企業は採用を終了している事実に気づきまた落ち込むこととなります。

四季報などをパラパラと捲り、企業を調べるもののどれも全く興味が惹かれません。

 

それもそのはずで、僕はそもそも就活を全くしたくなかったのです。

 

背中が焼き付けるほどの焦燥感はあるものの、同時に何も行動できないほどの無気力感が僕を包み込んでいました。

やっと相談を始める

そんな絶望期はものの数日で終わり、取り敢えず相談できそうな場所に手当たり次第出かけました。

最初に行ったのは、大学のキャリアセンターでした。

 

大学のキャリアセンターの人たちはとても親身に話を聞いてくれました。

 

職員
こんなケースは稀ですねぇ。まあDKOさんなら大丈夫ですよ笑
職員
今からコツコツ頑張って、秋採用に賭けるしかないですねぇ

など毒にも薬にもならないことを言われました。

 

次に向かったのは新卒専用の就職斡旋企業(新卒エージェント)です。

ここでもしっかりとお話を聞いてもらい、実際に多くの企業を紹介してもらいました。

しかし相談をしていて判明したことは、どうやら就活はまだまだ続けなくてはいけないという事実です。

 

もうリクルートスーツを着ることも、エントリーシートを書くこともウンザリしていた僕は、とにかくやる気が削がれてしまっていました。

そんな時に

DKO
果たして、このまま就活をしていいのだろうか・・・

と疑問が頭をもたげてきました。

 

真剣に将来を考え始める

ここにきて初めて、僕は真剣に将来について考えるようになります。

 

思えば小さい頃から、周りに合わせて行動をしてきました。

かなりリベラルな両親に育てられましたが、逆に親を反面教師に「普通な」人生を歩もうと努めてきました。

高校にしろ、大学にしろそれなりに勉強して偏差値のできるだけ高いところに入学してきました。

 

「自分がそうしたいから」というよりは、「周りもそうしているから」という理由を大切にしてきました。

 

取り敢えずなんとなく就活して、安定している企業に就職して、そこそこ働いて定年を迎えて・・・

そんな人生をぼんやりと考えていました。

超勝ち組の人生は歩めなくても、そこそこの人生を歩めるだろうと楽観をしていましたのです。

 

これはきっと僕だけではなく、意外と多くの人が考えていることなのではないでしょうか。

 

しかし就活に失敗して本気で自分の人生について考えるチャンスを得たのです。

ただ内定を得るために、就活をするのではありません。

「自分は今後どんな人生を歩みたいのか」を少しずつ考えるようになりました。

自分の目標を決めて、それに向けて歩み出す

僕は小学校の卒業アルバムの「将来の夢の欄」に「社長」と書いていました。

しかし年を重ねるうちに、僕も現実的になり、そんな夢は忘れていました。

そんな「社長」の夢を、真剣に将来について考える中で僕は思い出したのです。

 

もちろん最初は

DKO
何考えてんだよ!もっと現実的になれよ、俺!
とも思いましたが、どうせ就活に失敗してこのままだと無職は決定です。

失うものは何もないと言い聞かせ、自分の夢(社長になる)に向けて努力することを決めました。

 

とりあえず就活をすることは諦め、インターンかアルバイト先を探してスキルと経験を積むことを目指しました。

 

同級生
そんなことより内定を取れよ。てか、経験を積むのは就職した後からでもよくね!?

という周りの真っ当な意見を無視しつつ、手当たり次第自分のためになりそうな企業を探していました。

 

  • アルバイトといえども雑用ではなくしっかりと仕事にコミットできる職場
  • 社会にインパクトを与える、単に利益を求めるだけでは無い企業
  • 僕を雇って即戦力として扱ってくれる企業

 

そう考えた考えた結果、とあるベンチャーNPOに大学4年生の秋にアルバイトとして入職することを決意します。

NPOでアルバイトとして働き始める

NPOのNの字も知らない僕でしたが、結果的にこの決断は大当たりでした。

 

人手の足りないNPOということもあり、アルバイトの身分でも他の社員と同じ様に大きなプロジェクトを任せて貰うことができました。

上下関係も薄く、服装や髪型も自由な職場や、取り組んでいる内容も奇跡的に僕にはピッタリでした。

 

授業も就活もない僕は週4のペースで出勤していました。

生意気で無駄に態度の大きい僕を、欠点ではなく長所として見てくれ、育ててくれた環境には感謝してもしきれません。

 

数ヶ月働いた後、働きぶりが認められ、そのNPOで正社員として雇って貰うことに決まりました。

まとめ

内定の無い状態で就活をやめるという正気とは思えない判断を僕はしました。

しかし結果的に、アルバイトを経て正社員として次の春の4月から働くことになりました。

これも、自分の将来を真剣に考えて行動した結果だと思っています。

 

僕は就活をしていた時は、「なんとなく」で就活をしていたので全く上手くいきませんでした。

覚悟が全く足りなかったのです。

今回の就活の失敗は、なんとなくでは何も成し遂げられないということを学ぶいいキッカケでした。

 

ただ、僕の目標(社長になる)はまだまだ達成されてはいません。この教訓を胸に日々努力を重ねていこうと思います。

 

それでは!!