【男なのに】ポーラ(POLA)新卒採用受けてみた【筆記試験】

この記事はポーラへの内定を目指す就活生に向けて書かれた記事です。

(※この記事は2020年2月に更新されています)

 

どうも!DKOです!

 

就活生だった当時の僕はかなり適当に就活をしていました。

DKO
大企業だったらなんでもええわ
ぐらいの気持ちでした。
そんな僕は何を血迷ったか、化粧品メーカーであるポーラにもエントリーすることにしたのです。

今振り返っても、なぜ僕がポーラを受験したのかは思い出せません。

きっと、何も考えていなかったのでしょう。

 

今回はポーラの新卒採用情報や企業情報、そして僕が実際に経験した採用フローをまとめました。

ポーラ新卒採用情報

男にとっては未知の世界である化粧品業界。

DKO
ポーラ?化粧品会社でしょ?
ぐらいの知識の人がほとんどだと思います。
しかし、その程度の知識では、内定なんて夢のまた夢です。
ポーラについては、まず企業情報についてまとめました。

ポーラ・オルビスホールディングスについて

ポーラは化粧品の訪問販売を武器に成長した化粧品会社です。

もともとはポーラの通信事業として立ち上げたオルビスと共に今は、ポーラオルビスホールディングスを形成しています。

売上高は、花王、資生堂、コーセーに続く第4位となっています。

 

ポーラの特徴としては、訪問販売とハイエンドの商品があります。

商品そのものに加えて、カウンセリングや家庭への訪問などのサービスの充実が競合他社との差別点でしょう。

 

ポーラ新卒採用情報

ポーラでは新卒を「総合コース」、つまり総合職として採用しています。

採用人数は毎年15名前後です。

 

新卒採用人数

2015年4月 10名 男6名 女4名
2016年4月 14名 男5名 女9名
2017年4月 27名 男9名 女18名
2018年4月 16名 男6名 女10名

 

見てわかる通り、意外と男女比率は同じぐらいです。

 

採用大学も公表しています。

<大学院>
神戸大学、お茶の水女子大学、京都大学
<大学>
東北大学、筑波大学、首都大学東京、東京外国語大学、一橋大学、横浜国立大学、横浜市立大学、千葉大学、大阪大学、大阪市立大学、福岡大学、九州大学、青山学院大学、学習院大学、慶應義塾大学、国際教養大学、国際基督教大学、駒澤大学、上智大学、成蹊大学、専修大学、中央大学、東京女子大学、東京理科大学、東洋大学、日本大学、日本女子大学、法政大学、明治大学、明治学院大学、立教大学、早稲田大学、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学、龍谷大学、東京大学、大阪外国語大学

 

女子学生に絶大な人気を誇る化粧品メーカーですが、やはりハイレベルな大学名が並んでいますね。

ポーラを受験するのであれば、日東駒専レベルの学歴は最低でも必要でしょう。

 

そしてポーラの新卒採用情報を調べていて、驚いたのが給与の高さです。

給与は大卒の新卒で254,500円となっています。

また、賞与は年3回(3・7・12月)となっています。

 

初任給は平均的な企業より3万円ほど高く、賞与の回数も多いです。

DKO
社会人3年目の俺の給料より全然多いじゃねーか!!
と思ってしまいました。

口コミからみるポーラの企業情報

口コミサイトから、ポーラの企業情報を見てみましょう。

企業文化・社風・組織体制

東京都 (20代・女性)
お客様のニーズに合った接客をというのが社風でしたので、お悩みを聞くだけの事もありましたし、ノルマはありませんでした。

その為か、基本的にはのびのびと接客できますし、職場の雰囲気も良い方だと思います。

残業もそこまで多くありません。

総じて、ホワイトな環境だと思います。

企業の社風についてはこの口コミのように、ポジティブなものが多かったです。

 

年収・給与・ボーナス

東京都 (30歳・女性)
ボーナスが年3回あるのでモチベーションにはなります。給与は初任給としては、販売の中でもいい方かと思います。

一方でなかなか昇給することがないので、長く続ける人が少ない印象です。

昇給するためには、試験が必要になるのですが、それを受けてもそこまで上がらない。

給与についても、ボーナスが3回あることからあまりネガテイブな意見はみられませんでした。

しかし給与の上がり幅は少なく、ある程度の年収で早くに頭打ちになってしまうことが気になる点としてあげられていました。

 

口コミを見る限り、総合職採用の方々は大きな不満を持っている人は少ないことがわかります。

一方で店舗販売員など総合職以外の仕事は、ノルマのキツさや完全実力制の給与などかなりハードな職場環境であることもわかりました。

ポーラと一口に言っても、総合職採用とそれ以外で条件は大きく変わることに注意しましょう。

 

ここまではポーラの採用情報についてまとめましたが、次に僕の実際の採用フローをみてみましょう。

 

説明会

五反田にあるポーラ文化研究所で説明会は行われました。

100名ほどのリクルートスーツに身を包んだ就活生が集まっていました。

この説明会は書類審査に合格した人のみが参加できる特殊のものでした。

 

参加者のほとんどが女性でしたが、意外だったのは男性の就活生も思ったよりも多かったことです。

体感ですが、30名ほどはいたのではないでしょうか。

新卒採用の半分は男性なので、逆に言えば男性は女性に比べて倍率は低いと言えるのでしょう。

 

丁寧な説明会

書類審査をパスした人だけが参加できるとあって、説明会もかなり作りこまれていました。

説明会は前半は映像での会社説明、その後には若手社員のパワーポイントを使った具体的な日々の業務についての説明がありました。

社員が簡単に話すだけの説明会もありますが、ポーラはかなり丁寧な印象を受けました。

 

まずはポーラでの働き方が映像で説明されました。か

なり作り込まれていて、結構な金額がかかったものだと思います。

 

営業マンが各ドラッグストアを車で周り、売り上げについて調査したり品物を売れるように店員さんにお願いする様子が映し出されていました。

小売の店長に頭を下げている様子は印象的でした。

総合職の営業の大変さを垣間見ることができました。

 

文系の多くが営業職を目指しますが、営業職の大変さをどれだけの学生が理解しているのだろうか考えてしまいます。

当時の僕も深く考えもせずに何となく営業職を志望していましたが、今は営業は絶対にしたくない仕事の一つですね。

 

その後には女性の若手社員による会社説明を受けました。

そして印象に残っているのは福利厚生についての説明でした。

やはり女性社員が多いこともあり、出産手当や育休についての説明はとても詳しかったです。

具体的な手当の金額や、育休の取り方などの説明は、特に周りの女子学生は熱心に聞いていました。

 

他にも自由に参加できる勉強会や、1年目から自由に使える有給についてのお話がありました。

また評価制度も詳しく説明がなされていました。

 

さらにパネルディスカッションが行われて「入社1年目の冬休みに有給を使って北欧に旅行に行けました!」という社員の話も聞くことができました。

 

ポーラの説明会では全体を通して、「女性の働きやすい会社」であることのアピールが多かった気がしました。

女性でビジネスキャリを積み上げていきたい人にはピッタリな職場だと感じました。

筆記試験

説明会が終わると、そのまま筆記試験を行いました。時間は全部で1時間ほどのテストでした。

 

まずは性格テストを行いました。

「友達は多いですか?」「この中で重視するものはどれですか?」などの80問程度の質問に回答しました。質問量の多さにびっくりしました。

 

 

次に数的思考や、論理的思考能力テストを行いました。

これがかなり難しくて手こずりました。問題自体は落ち着いて考えれば回答できるものが多かったのですが、如何せん制限時間が短く焦ってしまいました。

普通のSPIとは違って数学の知識を必要とする問題もあり、数学を高校で全く手をつけてこなかった人にはかなり厳しいのかもしれません。

正弦定理を使って図形の面積を求めるなど、テストセンターでのSPIではあまり見ない問題もありました。数1Aの範囲までの知識が問われていました。

英語の試験は要注意

そして最後は英語の問題でした。

就活で受けた試験の中では一番難しかったと思います。

 

内容は長文を読み答えるマーク式の問題でした。

普通のSPIの英語では、単語選択や文法問題、短い文章の正誤問題などが主です。

しかしPOLAの英語試験はガッツリ長文が出て来ました。

 

物語文に評論文も出て来て、文章もかなり長いです。

センター試験より文章の難易度は上で、英語が得意な人でないと時間内に全て解くのは難しいのではないでしょうか。

もちろん文法問題や単語の選択もあり、さながらミニTOEICみたいな形式でした。

 

ちなみに僕は英語が得意(留学経験あり)なので全問自信を持って解くことができました。

難易度の高い問題から察するに、ある程度の学力、それも英語力を求められています。

受験以来英語から離れている人は、事前のウォーミングアップを行う必要があるかもしれませんね。

 

その後のポーラの面接であった学生も有名大学出身の人が多かったので、やはり学力的には上の層をPOLAは求めているようです。

1次面接:グループワーク

筆記試験に合格した知らせと同時に、一次面接の日程が届きました。

面接会場は説明会と同じくポーラ文化研究所で行われました。

 

圧倒的アウェーのグループ面接

面接内容は6名ほどのグループディスカッションでした。

 

当たり前のように僕以外のメンバーは女性でした。

自己紹介で判明した限りでは、やはりマーチレベル以上の学生ばかりで、中には筑波大学の大学院生の参加者もいました。

そしてグループディスカッションの内容は「女性が働きやすい社会とはどのようなものか」でした。

 

正直言って、男の僕は話しにくい内容です。

DKO
こんなのメンズに不利じゃん!
って言いたかった。

 

また女子だらけのグループディスカッションも初めてで「ガールズトーク」に終始圧倒されてしまいました。

気を使って何度か話しを振られましたが、うまく答えられませんでした。

 

45分ほどのディスカッションの終わりにはグループ毎に結論を発表し、フィードバックを社員からもらいました。

積極的に発表し、取りまとめていたメンバーの1人が褒められていたのを覚えています。

結局消化不良感は否めず、のちにお祈りメールがポーラから来ました。

まとめ

実際に採用フローを受けてみて、ポーラは女性の働く場所としては良い会社だと感じました。

大企業の中では女性は不利な立場にある中で、出身立成を目指す女性にピッタリでしょう。

 

しかし営業や販売員などの仕事は決して楽そうではなく、むしろ業績によって評価がシビアにされる職場ということもわかりました。

そのシビアさなの中で頑張れる女性はぜひぜひチャレンジして欲しいです。

 

また思ったよりも男性社員も多く、入社試験を受ける男性の就活生にも十分にチャンスはあると思います。

 

ただ「男性なのになぜポーラを受けようと思ったのですか?」と必ず聞かれることは忘れてはいけません。

しっかりと志望動機を考えて採用試験に臨みましょう。

 

明確な志望理由と学力(英語力)とある程度の学歴があれば少なくとも面接までは、男女関係なくたどり着けます!

むしろ男性は採用倍率が低いため、チャンスも多いにあります。

ぜひチャレンジしてみてください!

 

それでは!