【新卒】僕が就活エージェントを使わなかった理由【実体験】

この記事は就活エージェントの利用を迷っている就活生に向けて書かれた記事です。

(この記事は2020年の2月に更新されました)

 

どうも、DKOです。

就活をしていれば、「就活エージェント」の存在を知らない人はいないと思います。

就活エージェントとは就活生の求人の紹介やキャリア相談を無料で行ってくれるシステムです。

 

DKO
なにその神システム!? すげえ!!
と思われる方もいるでしょう。
特に僕のように面接に落ちまくり、内定がない学生にとっては特に魅力的に映ります。
しかしちょっと待ってください。
物事にはメリットとデメリットがあります。
就活生のみなさんには、就活エージェントについてよく理解した上で、利用するかどうかを決めて欲しいと思います。
今回は僕の経験から「なぜ就活エージェントを利用しなかったのか」をお伝えします。

僕の就活エージェント体験談

先ほど僕は就活エージェントを「使わなかった」と書きましたが、正確に記述すると「最終的に使わないと判断した」です。

まずは、僕の体験談を書いていきます。

 

出会いはメール!?

夏になっても内定がない僕は、諦めの極地に立っていました。

意気揚々と臨んだ就活は8社も最終面接で落ち、散々な結果でした。

DKO
このまま、内定もなく卒業なんだろうなあ
とぼんやり考えていたその時、「就活エージェント」なるものからメールが来たのです。

 

そのメール文の内容は

DKO

新卒就活をしている学生に、無料かつマンツーマンで内定ゲットまでをお手伝いします!

というものでした。

 

DKO
このビックウェーブ、乗り遅れるわけにはいかねぇ!

そんなシステムがあるとは知らなかった僕は、すぐに連絡をして就活エージェントと面談の調整をしました。

 

就活エージェントとの面談

さて、予定の日に僕は就活エージェントとの面談のためにオフィスに向かいました。

 

ちなみに僕は、カケハシ就職エージェントを利用しました。

株式会社カケハシ スカイソリューションズ

人と組織の成長を加速するカケハシ スカイソリューションズ。採用・育成・定着を支援する様々なソリューションをワンストップで…

「麻雀採用」などユニークな採用活動支援を行う「ミートボウル」の運営でも有名ですね。

まぁ僕が選んだわけではなく、たまたまダイレクトメールが来ただけなんですけどね。

 

面談は若い女性のエージェントとマンツーマンで行われました。

面談の前には、簡単なエントリーシートを送る必要があります。

 

就活エージェント
明治卒、留学経験あり、TOEIC900、留年浪人無し。サークル活動もあり。これで内定無しは珍しい・・・
といつもの会話を交わした後、詳しい面談を行いました。
  • どんな学生生活を送って来たか
  • どんな就活をして来たか
  • どんな業界、働き方に興味があるのか
  • 将来のキャリアプランは?
などを聞かれました。

エージェントの女性は真摯に話に耳を傾けてくれました。

友達や両親以外に就活の相談ができなかった僕にはとても良い機会となりました。

 

求人紹介

面談が終わるや否や、求人の紹介が始まりました。

DKO
え?早くない?

とも思いましたが、気づいた時には、僕の前に山のように求人票が置かれていました。

しかし、求人票のどれもが名前も聞いたことない企業でした。

HPを見てもよくわからない企業ばかりでした。

 

しかし

「この会社はどんどん若手に仕事を任せるよ」

「この会社の社長はカリスマ性があってユニークだよ」

「この会社は固い雰囲気でちょっと合わないかもね」

「この会社は英語力必須だよ」

などHPや採用情報だけでは分からないことも教えてくれました。

エージェントの方が実際に企業を知っている場合の情報はとても役に立ちます。

 

しかし

就活エージェント
じゃあ、とりあえずエントリーしてみる会社を決めちゃいましょう!

 

DKO
え!? 今ここで!?

と困惑したものの、本当に数社のエントリーがその場で決まりました。

 

事前面談

就活エージェントを利用してる企業のなかには、就活エージェントが1次面接を行う場合があります。
よく言われる「社外の人事」ってやつですね。
面談と言っても就活エージェントが、企業の詳しい説明を行ったり、面接本番で聞かれそうなことを教えてくれるものでした。
少なくとも「落とすための面接」ではないことは確かです。
僕もある企業の事前面談を後日受けました。
そして
就活エージェント
うん!この調子ならDKOさんはサクッと内定が決まりそうですね!
と就活エージェントの方に太鼓判まで押していただきました。
しかしここに来て、生意気な僕DKOは違和感を感じます。
DKO
・・・なんか違う!
そして僕は結局1社も正式に面談することなく、就活エージェントの利用を辞めました。
その理由を以下にまとめました。

僕が就活エージェントを使わなかった理由

あらかじめ言っておくと、就活エージェントに落ち度はありません。

あのまま就活エージェントに従って面接を受けていれば、近い将来内定をゲットできたでしょう。

しかし当時の僕にはぬぐい切れない違和感があったのです。

その理由は以下の通りです。

就活エージェントはビジネスだから

就活エージェントのサービスは昔から盛んだったわけではありません。

古くはリクルートのような大手企業が細々とやっていただけです。

 

しかし最近は「新卒の就活エージェント」のみ業務とするベンチャー企業もたくさん立ち上がっています。

それはなぜか?

めちゃくちゃ儲かるからです。

少子化により、現代の企業は新卒社員集めに苦労しています。

そうして「お金を払ってでも、新卒社員に来て欲しい!」と考える企業もたくさん出てきました。

就活エージェントのビジネスはそこに目をつけました。

「新卒大学生を企業に紹介して、内定が出ればロイヤリティーとしてお金を貰う」というビジネスが成り立った瞬間です。

相場としては、内定者1人で100万円程度と言われています。

かなり高額に聞こえますが、転職の場合はもっと高いとされています。

 

生意気な僕はこの事実が我慢できなかったのです。

なぜならば、僕と就活エージェントの関係は利害関係で結ばれているからです。

お金が絡んでいる状態では、完全に客観的なアドバイスなんて期待できません。

 

就活エージェント
この企業はロイヤリティー 高いから、多少の問題は目をつぶって紹介しよう!

 

就活エージェント
この人あんまり期待できないし、今忙しいから、適当に紹介しておこう・・・

 

なんてことがあったとしても、僕は文句を言えません。ビジネスですから。

 

僕の大事な人生がかかった就活が、100%信頼できない人に左右されるのが本当に無理でした。

 

「お見合い結婚」はやっぱり納得できない

どんなに結婚ができなくても、「お見合い結婚だけはいや」という人はいます。

僕もそのうちの一人です。

そして、それは就活でも同じです。

 

確かに、僕は夏を過ぎても内定はゼロ。なりふり構わず焦るべき人間です。

しかし、人から紹介された求人に就職するのは納得できませんでした。

偶然出会った人と付き合い結婚するように、就活も自分で見つけた企業に就職したかったのです。

自由恋愛ならぬ、自由就活がいいのです。

 

ワガママなのは分かっていますが、後で後悔したくありませんでした。

「自分の人生は自分で決める」という信条を持つ僕には、就活エージェントは向いていませんでした。

 

急かされたくない

就活エージェントとしては、一刻も早く就活生に内定をとって欲しいと考えています。

もちろん、就活エージェントを使う人は内定が欲しくて焦っている人も多いです。

 

だからこそ、就活エージェントからのメールは毎日のように来ますし、電話もかかって来ます。

面談の日程も、瞬く間に決まります。

早くしろ、早くしろ、早くしろ・・・と言われているようです。

僕はとにかく急かされたくないので、その状態が嫌でした。

 

気になる人がいても、LINEが毎日じゃんじゃん来たら嫌になりませんか?

もちろん必要なことだとは分かっているます。

しかし押されると一気に冷めるタイプの僕は、その時点でやる気が逆に無くなってしまいました。

 

就活エージェントを使う時の3つの注意ポイント

結局僕は、正式に就活エージェントを使いませんでしたが、最後に注意ポイントをまとめました。

 

大手企業の求人はない

なぜ企業は就活エージェントを高い金を払ってまで、利用するのか。

それは、その企業が就活生に人気がないからです。

残念ながら、これは事実です。

 

就活生に人気の大手企業の求人はほぼないと思ってOKです。

もし大手企業を狙う人であれば、就活エージェントを使わないほうがいいでしょう。

仮に就活エージェント経由で内定が出たら、エージェントの手前、断るのも難しいですからね。

 

就活エージェントの複数利用はオススメしない

就活エージェントの複数利用はオススメしません。

 

1社エージェントでさえ、メールがたくさん来て面談の予定を次から次へと入れられます。

2社掛け持ちすると、大きなストレスになることでしょう。

 

また、自分が就職先はひとつだけです。

それ以外は、全て断らなくてはいけません。

複数内定がある時に

DKO
他の就活エージェントの紹介先に行きます・・・
なんて結構失礼ですよね。まぁビジネスと割り切ればいいですが。
なので就活エージェントは複数利用ではなく、1社をよく調べて選びましょう。

「一刻も早く内定が欲しい!」人にはオススメ

DKO
このままだとフリーターだから、とにかく正社員の内定が欲しいんです!
って人には就活エージェントはオススメです。
就活エージェントはかなりのスピード感を持って就活生をサポートしてくれるので、学歴に関わらず必ず内定を得ることができるでしょう。
そこまで腹をくくっているのであれば問題はありません。
僕の場合は「就職すること」に対してまだ覚悟が足りなかったので、あまり合いませんでした。

まとめ

就活エージェントは企業にとっても、就活生にとってもいいサービスだと思います。
無名でも素晴らしい企業はたくさんありますし、就活がうまく行かなくても優秀な学生はたくさんいるからです。

 

でも忘れてはいけないのは就活エージェントはビジネスということです。

100%あなたの味方ではありません。

それはビジネスである以上、避けられないことです。

あなたは就活エージェントにとっては「お客様」であり「商品」であるのです。

 

それを理解した上で、上手に就活エージェントと付き合って欲しいと思います。

それでは!