この記事は「就活失敗したらどうなるの?」と不安を抱えている就活生に向けて書かれた記事です。
(※この記事は2020年3月に更新されました)
どうも、こんにちは。DKOです。
皆さんは「就活が失敗するとどうなるのだろう?」と不安になることがあると思います。
僕も同じく少なからず不安でした。
そしてその不安は的中します。
そう7月に入っても僕の就職先は決まらなかったのです。
今回は、就活に失敗したどうなるのか?を僕の実体験から話そうと思います。
現実を受け止められず呆然とする
僕は自分のスペックには自信を持っていました。
ある程度の学歴と、留学経験と英語力があったからです。
そして、実際に大手企業の最終面接までトントン拍子で進んでいきました。
そんな順風満帆に思えた就活も蓋を開けてみれば、内定ゼロという結果になってしまいました。
空前絶後の売り手市場と言われるこの時代なので、いくつもの内定をもらって早々と卒業旅行の予定を立てている友達を横目に僕は呆然としていました。
もちろん7月からでもエントリーできる企業は多くあります。
公務員試験に落ちた人や、留学帰りの人は秋から就活を始める人もいます。
しかし「大企業に入る」ことだけを目標にしていた僕は、いまさら中小企業の面接に行きたいとは思えませんでした。
それに「就活なんて余裕でしょう」と心の底で舐めていた僕に内定ゼロと言う事実はあまりにも重すぎました。
就活をキッパリ止める
この時点で僕は悟りました。
自分は就活には向いていないと。
もし小手先のテクニックでどうにかなるのであれば努力もしました。
しかし、仲のいい友達が次々に内定をゲットするのを見ていると、努力では埋められない差を感じました。
僕のような、生意気でルールに従いたくない反抗的な人間は就活には向いてないと割り切ることにしました。
そこで、僕は就活を止める決断をします。
その後のプランなんて全くありませんでしたし、自暴自棄になっていたことは否めません。
それでも説明会に向かう電車を降りて、母親にメールを打ちまし。
「ごめん、俺就活止めるわ」と。
家に帰り我に帰ると、今後のことを考えて不安に押しつぶされそうでした。
「今まで受験勉強してきたのは何だったのか」
「これからはどうやって行きていけばいいのか」
「親に申し訳ない」
「友達やゼミの先生にはなんて話せばいいんだろう」
「恥ずかしい」
「消えて無くなりたい」
当時の僕は本当に不安定な心理状態でした。
自分の好きなように生きると決める
就活に失敗したことと、今後のことをウジウジと数日考え続けました。
そしてあるときに、ふと閃いたのです。
「自分の好きなように生きよう」と。
思い返してみると今まで「しなくてはいけないこと」に時間を取られて本当に好きな事をしたことがありませんでした。
中学生の頃から部活や勉強、受験に就活と日々何かを目指して努力し続けてきました。
僕は見えない相手とのレースに勝とうと必死の毎日でした。
そして努力に努力を重ねた結果は、「就活に失敗する」という皮肉な結果です。
就活で全て落ちたことでこのレースから脱落したのです。
今までの僕なら何とか元のレールに戻ろうと努力することでしょう。
しかし僕は元のレースに戻ろうとはしませんでした。
本当何故こんなにスンナリと決断できたのか未だによくわかりません。
とにかく勝ち負けではなく、自分の幸せのために生きようとその時決断できたのです。
僕は初めて真剣に「自分がしたいこと」について考えました。
考えるだけではなく、恥を忍んで親や先生、友達や後輩にまで相談しました。
そしてぼんやりと僕の本当にしたいことがわかってきたのです。
就活ではない、職場探しを始める
僕がしたいことなんて、就活をしていた時には全く考えていませんでした。
ただ、就活に成功して大企業に入ることが全てだと思っていました。
しかし就活に失敗して、「自分のしたいことって何だろう」と考えた時に
「営利だけを求めるのではなく、広い意味で教育に携わりたい」
「ルールや組織に縛られず働きたい」
「自分でビジネスををしたい!」
という気持ちに気づきました・
そして幸運にもその希望を叶えることができる職場を見つけることができました。
僕も縁もゆかりもないその企業に電話をかけました。
アルバイトとして雇ってください!最悪、無給でもいいです!
こうしてアルバイトとして雇われました。
その後週4のペースでアルバイトをして、その後正社員として採用されました。
その企業は年商3億円程度のベンチャー企業です。
給料も年収300万円を少し超える程度です。
就活の時に希望していた大企業とは比べ物にもなりません。
それでもこの職場僕は本当に自分が好きなことができる場所と確信しています。
そして、あのまま就活をしていてもこの素敵な職場に巡り会うことはなかったでしょう。
今ではあの時の就活の失敗に感謝しているほどです。
まとめ
「ピンチはチャンスである」という言葉があります。
僕は、就活に失敗して内定が0という人生でも最大のピンチがありました。
しかし、同時に自分のしたいことを深く考え、自分の好きな人生を歩むチャンスでもありました。
あの時の就活失敗がなければ、今の僕はないでしょう。
自分の長い人生を考えれば就活の成功失敗なんて大したことではありません。
それよりも、長い人生を「どう楽しく生きるか」を考えましょう。
「大学卒業→就職」というレールを外れたからこそ、見えてくるものはあります。
就活失敗は本当に辛く、苦しいものです。
しかし同時に僕のように、そのピンチをチャンスに変える方法はいくらでもあります。
だからこそ、就活に失敗したらどうしようと恐れる必要はありません。
皆さんの就活がうまく行くことを祈っています!
それでは!