【メーカー】NEC 最終面接を受けてみた【新卒就活】

この記事はNECへ内定を目指す就活生に向けて書かれています。

(※この記事は2020年1月に更新されています)

 

どうもDKOです。

今回はNECについて企業紹介と、僕が実際に受けた採用フローについてお話します。

 

就活生の頃の僕は

DKO
あぁ、大手企業に内定貰って友達にドヤ顔してぇ!
と常に考えていました。
そんな僕は手当たり次第、大手企業にエントリーシートを送りつけていました。
今回紹介するNECは
DKO
有名だし、なんか安定してそうじゃん!?
という勝手なイメージで申し込みをした企業です。
案の定最終面接で落ちましたが・・・
皆さんにはしっかりとNECの情報を得た上で、就活に臨んでほしいと思います。
前半はNECの情報を口コミや採用情報からまとめて、後半は18卒就活で体験した僕の実際の採用フローについて書いてあります

NEC企業情報

NECの企業情報や、採用情報についてまとめています。

僕が就活生の時は、良く調べずに面接を受けていたので、皆さんはしっかりとNECの情報を得てからエントリーしてください!

 

NECってなんの会社?

NECは国内最大手のSIerです。社会ソリューションに力を入れており、官公庁向けがNECの一つの特徴です。

DKO
・・・何語?
という方もいると思うので、詳しく解説をします。
SIer(エスアイヤー)とは、システムインテグレーターのことで、システム開発にまつわる全ての業務を引き受ける企業のことです。
お客様の要望に合わせてシステムを作って、それを運用して、トラブルが起きれば修理をする仕事です。
例えば
DKO
人事評価システムを作って!
SIer
作りました!
DKO
評価面談が終わった300人のデータを打ち込んで!
SIer
打ち込みました!
DKO
役員だけが見られるようなシステムに変更して!
SIer
・・・変更しました
といった感じで、一から十まで請け負ったシステムを運用するのです。
そのため、お客様の企業に毎日出社する「客先常駐」のNEC社員も多いです。
とは言ってもNECのような大企業が自分の手でシステムを構築することは少ないです。
基本的には下請けの企業に案件を流して、それを管理するのがメインの仕事になります。
下請けの企業はさらに下請けに仕事を任せるので、最下層の下請けが低賃金で働かなければならないのが現代社会の問題のようです
次に「官公庁向け」という言葉の意味ですが、いわゆる国や地方のお役所がメインのお客様ということです。
皆さんも、市役所や区役所に行くと職員のPCがNEC製であることに気づくことはありませんか?
官公庁では「システムで困ったらNEC」という風潮は確かにあります。
そのため、「NECは固い企業だ」というイメージが世間にはあるようです。
というわけでNECは
お客様(主に官庁の公務員)から依頼を受けてシステムを作る(自分で作るとは言っていない)
というのが仕事ということです。

どんな職種があるの?

新卒で募集されている職種は以下の通りです

  • 研究
  • 設計開発(ハード/ソフトウェア)
  • SE (システム/サービスエンジニア)
  • 営業
  • スタッフ(事業計画、戦略企画、経理、資材購買、人事、法務、知的財産など)

 

NECは自社サービスも持っています。

パソコンやタブレットのハード製品に加えて、「カメラ認証システム」なども有名ですよね。

これらのサービスや製品の開発に、「研究」や「設計開発」「SE」の人は携わっているのでしょう。

SIerだけが業務ではないということですね。

 

新卒採用情報

新卒の採用人数は2018年度で450名となっています。

男性が320名、女性が130名採用されています。

 

お給料は修士で234,500円、学部卒で210,500円となっています。

昇給は年1回、賞与は年2回といたって普通ですね。

 

勤務時間は8:30~17:15で休憩は1時間です。

勤務地は支社や客先常駐を考えると、日本全国となるでしょう。

 

NECは落ち目って本当?

NECの売り上げは年々落ちています。

この図からわかるように、売上は最盛期の半分ほどに落ち込んでいます。

半導体、携帯電話、パソコンといった主力事業が、海外の勢いに押されていったことが原因でしょう。

 

しかし2017年から少しずつですが、数字が盛り返しています。

これは大幅な人員削減や、「Windows7」のサービス終了に伴う買い替え需要など一時的な盛り返しとの見方も強いです。

しかし、以下の口コミにあるように、NECとしても年功序列制度の撤廃などの改革も積極的に行われています。

依然としてNECにとって苦しい状況は変わりませんが、最悪の時期は過ぎたと考えていいでしょう。

 

口コミからみるNECの評判

数字だけではなく、実際の社員の口コミからNECを見て見ましょう。

労働時間・勤務時間・残業

東京都 (30歳・女性)
2019年10月からスーパーフレックス制度が開始され、朝5時~夜22時までの間に働けば良くなった。

そのため子育てや介護の関係で早く帰らなければいけなかったりする場合に、自分の生活に合わせて勤務することができるのでとても良い制度だと思う。

在宅勤務も無制限のため、急な家庭の事情でも家で勤務できる。総体的に、他社に比べて勤務の制度はとても進んでいる感じている。

ただ帰る時間は遅く、夜22時まで残る人は多い。

最近導入されたスーパーフレックス制度は概ね好評のようですね。

しかし残業は常態化していることを問題視している口コミは多かったです。

 

仕事のやりがい・キャリア

東京都 (40歳・男性)

プライムで上流から下流まで一貫して仕事をすることが可能です。プロジェクトマネージャのスキルがつき、プロジェクトを円滑に回す能力がつきます。

最近では業績評価を細かく行い、目標に対して達成度合いから給料の査定を行うのでだいぶ個人差がつくようにしているようです。

バリバリ働く人にとっては良い環境になってきていると思います。年功序列の慣習からようやく脱却しようとしているのだと思います。

やはり大きな仕事を一貫して行う大手SIerならではのやりがいはありそうですね。

また、最近になり年功序列制度が廃れてきたのは、良い兆候と言えるでしょう。

 

次からは僕が実際に受けた採用フローについて書いていきます。

座談会

僕がNECを受験したのは18卒就活の時でした。

エントリーシートを出したあと、NECの主催する座談会に行きました。

説明会は3月下旬ごろに貸し会議室(TKP)で行われました。

 

参加は強制ではなかったのですが、おそらく200名ほどの就活生が参加していました。

座談会では、参加者は興味のある部署で働く社員の元にそれぞれ行って20分ほど説明を聞くというものでした。

3回ほどそれを繰り返したと思います。

堅い印象を受ける説明会

座談会は会社のカラーがわかるとよく言われます。

僕が受けた印象としてはNECはやはり堅いという印象を受けました。

 

現役社員も大人しい人が多く、話す内容もさることながら話し方も淡々としていました。

エネルギッシュな印象は全く受けず、ハッキリといえば暗かったです。

 

印象に残っている話としては

女性社員

休みはしっかり取れて大学生時代より多いくらいです。

また、遅刻はできないので8時には仕事場につくようにしています!

と2017年度入社した女性社員は語っていました。

 

ちなみにSEは人手不足らしくSEブースは閑散としていました。

「文系でもできるからぜひ!!」と就活生に社員が呼びかけていましたが、営業や広報職に就活生は集中していました。

やはりSIerを希望する就活生は多くないようです。

1次面接

説明会から少し時間が経ち、書類審査が通ると1次面接が行われました。

同じく貸し会議場で1次面接は行われました。

 

大きな部屋が細かくパーテーションで区切られてそこに入れ替わり立ち代わり学生が入っていくというシステムでした。

胸に番号プレートをつけるシステムだったのを覚えています。

 

面接は学生一人に対して、面接官二人でした。

「弊社を志望した理由は?」や「学生時代に頑張ったことは?」などオーソドックスな質問ばかりでした。

僕は留学での失敗談を話して、話しを盛り上げることができました。

この面接官二人はとても優しくかつ面白く、僕自身とても面接を楽しむことができました。

 

僕は就活の時に様々な企業を受けましたが、意外にもこのNECが一番フランクな面接だったような気がします。

他のブースからも笑い声が聞こえて来たので、意図的にフランクな雰囲気を作っているのかもしれません。

最終面接

驚くことに、1次面接が終わると次は最終面接でした。

 

面接は本社で6月ごろに行われました。

受付のお姉さんに面接に来たことを伝えると、少し待って他の学生10名ほどとともに待合室に通されました。

 

1回しか面接をしていないことを考えると、この最終面接で多くの学生が落とされることは容易に想像できました。

僕は8社の最終面接に挑み全て落ちましたが、10名の受験者と待たされたことは後にも先にもNECが初めてです。

NECを受ける就活生は、最終面接だからといって気を抜かないようにしましょう。

 

ちなみに待合室ではなぜか他の受験者と話す時間が設けられ(緊張をほぐす為らしいです)、めちゃくちゃ鬱陶しかったです。

 

肝心の面接内容ですが、僕1人に対して面接官2名でした。

普通のオーソドックスな面接でしたが

面接官
DKOさんは将来自分で会社や事業を立ち上げたいという思いはありますか?

と言う質問があり

DKO
機会があれば是非やりたいです!(サラリーマンなんていつまでもやってられるか!)

表面的なことを聞くのではなく、具体的なキャリアプランなど結構突っ込んだ質問が多くありました。

 

面接が終わると、「合格者のみに通知を送る」と言われました。

しかしいつもの通り「サイレントお祈り」となってしまいました。

 

この記事を読んでいる就活生のみなさんはぜひ、参考にしてみてください!

それでは!