この記事はソニーでのインターンシップを目指す就活生に向けて書いた記事です。
(このページは2020年の1月に更新されました)
こんにちは!DKOです。
今回は就活生に大人気なソニーの、1日型インターンシップ「BMP Oneday」に参加した記録を書いていきます。
ソニーといえば、日本のみならず世界中で有名な大企業ですよね。
また、保守的で堅苦しいイメージのある日系機械メーカーの中で、ソニーは自由闊達なイメージもあります。
これだけの条件が揃っていると、就活生に大人気なのも納得できます。
僕もいつもの調子で
特徴として、ソニーのインターンは種類が多く、また、文系がエントリーできる範囲が少ないです。
また就活生に大人気のため、インターンの倍率もかなり高いです。
僕はとてもラッキーなことに、インターンに参加できたので、その経験をシェアしたいと思います。
以下ではソニーのインターンの種類をまとめた上で、僕のインターンの経験を書いていきます!
ソニーのインターンシップの種類について
ソニーは様々な種類のインターンを開催しています。
一口に「ソニーのインターン」と言っても、それぞれ内容や選考方法や期間などが全く違うので注意しましょう。
職場体験や、座談会を除くと大きく分けて3種類になります。
職場密着インターン
こちらは2週間職場に入って、実際に職員と仕事を行うプログラムになっています。
一般的に想像するインターンですね。
大学1年生以上であれば、誰でも応募ができます。
10月と11月の2回に分けて応募の募集が行われ、書類審査にWebテストに面接と普通の就活並みの採用フローがあります。
開催日は毎年、2月上旬です。
この職場密着インターンは何と90種類の職種から選ぶことができるのです。
しかし残念ながら、そのほとんどが理系用の開発のプログラムで、プログラミングや工業系の知識が必要とされます。
唯一「知的財産」と「法務・知財ライセンス」の2部署は文系の範囲ですが、法的知識が必要とされます。
僕のような一般的な文系の学生は応募すらできそうにありませんね。
ハッカソン ~GO FOR IT~
こちらもアプリケーションの開発を行う2日間のプログラムです。
開催日はこちらも、毎年2月上旬です。
期間が2日間であることや、書類審査のみで合否が決まることから、参加のハードルは職場密着インターンに比べると低いかもしれません。
しかしこちらもアプリケーションの開発知識が必要となるので、普通の文系の学生には敷居が高いことでしょう。
短期インターン〜Business Master Program〜
じゃあ、特に知識もない文系はソニーでインターンできないのか。
そんなことはありません。
そんな人のためにあるのが、この短期インターン〜Business Master Program〜(以下BMPと呼ぶ)です。
BMPには2つコースがあります。
ひとつめは、「経理」と「財務」を行うProfessionalコースです。
こちらは2日間に渡って行われるプログラムですが、もちろん経理や財務の知識を持っている必要があります。
先ほど説明した「ハッカソン」と同じ立ち位置ですね。
もうひとつが、僕も参加したOnedayコースです。
名前の通り1日で終わるインターンシップですが、特に知識がない文系でも参加できるのです!
2019年度のコースは5つありました。
- 市場創造型マーケティング戦略(2月5日)
- グローバルマーケティング(コンスーマーエレクトロニクス)(2月1日)→ここにDKOは参加
- グローバルマーケティング(BtoBビジネス)(2月8日)
- プロダクト&サービスプランニング (1月18日)
- 事業戦略と経営管 (2月1日)
それぞれ定員は60名程度で、参加するためには書類審査のみ行われます。
文系のみなさんも、これなら自分も参加できそう!と思えることでしょう。
僕も
エントリーシート提出
インターンについては以下のソニーのサイトから情報を得ることができます。
僕はここからエントリーシートを提出しました。
プログラムはグローバルマーケティング(コンスーマーエレクトロニクス)を志望しました。
このエントリーシートは内容ですが、普通の就活のエントリーシートとは様子が違いました。
「自分の強み」や「学生時代に頑張ったこと」などの質問項目はなく
海外市場の中から具体的な市場(国もしくは地域)を取り上げ、
1.どのようなソニーの商品で 2.どのようなマーケティング戦略を取り 3.どのように販売するか
あなたの考えを具体的な理由とともに述べなさい。(1000字以内)
といったものでした。
インターンに参加するために必要な、発想力や思考力を重要してしていることがわかります。
僕は南米大陸で 1.ハイレゾスピーカーを 2.現地密着型の戦略をとり 3.現地のお祭りやイベントと絡ませた販売を行う
と書きました。
僕は南米大陸にバックパッカーをした実際のエピソードを絡ませながら、エントリーシートを書くことにしました。
また、かなりの大量の文章を読み手は読まなくてはいけないことを考慮して、箇条書きで書くことで見やすさを意識しました。
数日して、合格のメールを貰うことができました。
後ほどインターン当日に聞いた話ですが、このBMPワンデイインターンの倍率は、通常のソニーの新卒採用エントリーシートの倍率よりも高いそうです。
BMPに参加したい場合は気合の入ったエントリーシートが必要と言えるでしょう。
当日 集合〜開始
まだまだ寒い2月の上旬にインターンは行われました。
会場は、品川にある本社「SONYCITY」でした。
1階に集まると60名ほどの学生が待っていました。
中には地方から来るためにキャリーケースを引っ張ってきた学生もいました。
「自由な服装で」と書いてあったのですが、ほぼ全員スーツもしくはビジネスカジュアルでした。
全員が集まると上層階にあるカフェラウンジに通され、そこがインターン会場となりました。
一面ガラス張りで飲み物も飲み放題。机や椅子もめちゃくちゃお洒落でした。
単縦な僕は
と思っていました。
部屋に入ってすぐに学生は6名で1チームに振り分けられました。
僕の振り分けられたチームでは、文系の生徒が多く中には大学院生もいました。
他のチームには外国人学生(留学生)の姿も見られました。
大学は早稲田慶応一橋や遠くは大阪大学や、国際教養大学の学生もいました。
やはり経済系の学部の学生が多かった印象です。
明治大学で経済学も経営学も一ミリも知らない僕は
午前の部:座学研修
プログラムの午前の部は座学が主になっていました。
ソニーの会社説明や事業説明、そのあとには現役社員との座談会も行われました。
ビデオ会話を通してアメリカで働く社員との交流コーナーもありました。
また社員との質問会のあり、社員の皆さんは熱く仕事への思いを語っていました。
メキシコでの商品の販売や、Appleへの対抗心など、ここでしか聞けない生の声が聞けました。
普通の座談会では数名の社員しかいない場合が多いですが、今回は本当にたくさんの社員がいてそれぞれのストーリーを聞くのは楽しかったです。
社員の皆様はとてもフランクで優しくて、気さくに僕の質問にも答えてくれました。
- 有給を含めて休みはとりやすい
- 繁忙期は結構残業をする
- 部署を超えて、ランチ会などで交流ができる
- 時には販売店で客の呼び込みもするときもある
などの話は印象に残っています。
午後の部:チームアクティビティ
午後からはチームアクティビティが始まりました。
チームで与えられたお題に対しての解決策をプレゼンし、各チームで競い合うというものでした。
ちなみに、あらかじめアクティビティの大まかな内容や知っておくべき知識などはメールで知らされています。
また、PCもアクティビティでは必要なので持っていくようにしましょう。
※僕は重いから持って行きませんでした。ロックだろう?
白熱のグループアクティビティ
僕らに与えられたお題は
割り当てられた国でソニー商品のシェアを伸ばしてください
というものでした。
僕らのチームは「東南アジア」で「オーディオ機器の販売を伸ばすこと」という方針を決めて、取り組みました。
それぞれのチームには社員の方がつき、アドバイスをしてくれました。議論の報告がズレた時には修正もしてくれました。
実際には学生の様子を見ていたのだと思います。
僕らのチームはその土地の特性、他の企業のシェア、経済状況から文化まで短時間で調べました。
フェルミ推定を使いその土地の需要を考えたり、現地の法律まで調べているメンバーがいて能力の高さに驚きました。
課題の範囲が広いことや、準備時間が短いことも考えると、各メンバーが平行で作業をする必要がありました。
僕は
と思いながら、チームメンバーを眺めていました。足手まといでごめんなさい。
何はともあれ、最後に各チームがプレゼンを行って社員の皆様が採点を行いました。
結果は惜しくも準優勝でした。
優勝は、中国人の学生が率いる北欧でテレビシェアをあげることに着目したチームでした。
僕のチームとは違いソニー製品自体への理解が半端ではなかったです。
ちなみに優勝チームメンバーにはそれぞれモバイルスピーカーがプレゼントされました。※めっちゃ欲しかった
懇親会
プログラム終了後には、なんとその場で社員も交えた懇親会がありました。
ビュッフェ形式の立食パーティーが行われてビールなどのアルコールもありました。
ソニービルの高層階からみる夜景はとても素敵で、僕のテンションはぶち上げでした。
お酒を飲みながら社員の皆様や、別のグループの学生と楽しくおしゃべりできました。
ここぞとばかりに社員に自分を売り込んでいる学生もいたことを覚えています。
僕が楽しんでいる一方で、グループワークで目立っていた学生は社員の方に話しかけられていました。
そういった学生は後ほど採用面接に漕ぎ着けたのでしょう。
まとめ
ソニーのインターンは全ての申し込みフォームに「インターンは採用とは無関係です」と書いてあります。
しかしそれは嘘です。
他のサイトにも書いてある通り、それぞれのインターン後に面談に呼ばれて、内定を貰う人もいるそうです。
実際に同じグループの大阪大学の女子学生はプログラム後に面接に呼ばれ、1回の面接で内定をゲットしたそうです。(LINEで聞いたので真偽のほどは定かではありませんが)
ソニーほどの人気企業になれば採用倍率は100倍近くになるでしょうが、インターンを経由するとその倍率はぐっと低くなります。
ソニーに限らず、内定を目指すのであればインターンにぜひ参加してみてください。
ちなみに僕はインターンの後なんの連絡もなく、普通の採用試験はエントリーシート時点で落とされました。
それでは!