【マスコミ】NHK最終面接を受けて来た【新卒採用】

この記事はNHKへ就職内定を目指す就活生に向けて書かれた記事です。

(このページは2020年の1月に更新されました)

 

こんにちは適当就活生だったDKOです!

誰でも一度は思うこと、それは・・・・

 

「テレビ業界で働きたい!」

 

ってことじゃないでしょうか?

テレビ業界は就活でも大人気で、多くの就活生が「ダメ元」で応募して、どんどん落とされていきます。

僕は女優の小松菜奈さんのファンで、少し前にNHKで放送された「スリル!」を見てて思ったんです。

 

DKO
NHKに入れば、小松菜奈に会えるんじゃね!?

 

という訳でNHKにエントリーしました!

 

NHK新卒採用情報

NHKは、正式名称を日本放送協会といいます。

公共放送ということで、財源の98パーセントが国民からの受信料で成り立っています。

他のキー局と比べるとお堅いイメージがありますよね。

 

NHKはその職種も幅広いです。

新卒では

・ディレクター
・記者
・映像取材
・映像制作
・放送事業のマネジメント
・技術

が募集されています。

テレビ局と聞くとディレクターのイメージが強いですが、このようにたくさんの職種があります。

 

NHKでは全国に支社があるため、勤務地は全国になります。

新卒の職員は1年目は地方支社からのスタートとなります。

 

採用人数は

2019年4月 採用実績   384名
2018年4月 採用実績   361名
2017年4月 採用実績   360名

となっています。

この採用人数は、他のキー局が20名程度と考えるとかなり大きな数です。

他のキー局よりは入りやすいと言えるでしょう。

 

また、採用実績大学も幅広いです。

難関大学だけではなく、地方の公立大学も採用実績の中にあります。

学歴が低くとも採用される可能性は大きいです。

 

総じて比較的内定を取りやすい、テレビ局ということができるでしょう。

 

口コミから見るNHK

口コミサイトから、NHKの情報をまとめました。

年収・給与・ボーナス

東京都 (20代・女性)
年功序列で、同期とはほとんど給与の差はない。

同業のキー局よりは低いかもしれないが、福利厚生も含めると十分な手当を貰っていると思う。

ただ、働き方としては正直なところ、残業申請に上限があり、サービス残業になっている分がある。

帰れといわれても仕事が減るわけではなく、結果削って申請を出すことになる。監視を厳しくしているというが、実態は……

やはり給料は多く貰っているようです。

年功序列のため、大きな年収アップはありませんが、長く勤めるとそれなりの給料は貰えそうですね。

一方で仕事柄、残業などは多く、ハードな仕事であることは間違い無いでしょう。

 

やりがい・キャリア

東京都 (30代 男性)

地上波、BS、ラジオなど様々なチャンネルを持っており、一見マニアックな内容でも放送することができる。

また、NHKの影響力は圧倒的なので、責任とやりがいを持って仕事に取り組む事ができる。

ただ、潰しのきかない職種のため、他業界への転職を考えている場合はあまりキャリアとしてはおすすめできないと思う。

NHKは公共放送ということで、視聴率やスポンサーに左右されない番組作りができることが大きなポイントですね。

その点は他のキー局は真似できないでしょう。

一方で、転職などテレビ業界以外でのキャリアを考えているのならば、オススメはできないかもしれません。

 

ここまではNHKの新卒採用情報や口コミをまとめました。

以下からは、僕が18卒新卒で実際に体験したNHKの採用フローについて書いていきます。

 

エントリーシート提出&説明会

やはりお馴染みwebエントリーシート提出でした。

特に変な質問はありませんでした。

webテストもあった気がします。(よく覚えていません)

 

僕はとりあえず職種を記者でエントリーしました。

理由は

DKO
映像系は無理だし、ディレクターなんて興味ないし、アナウンサーは論外だな

って思ったからです。

就活通して、僕は本当に適当に会社を決めていたんだと振り返って見るとよくわかります。

 

さて説明会についてですが、先着順で応募することができました。

当日は200名ほどのの就活生がNHKホールに集まり2名の現役社員の話を聞きました。

 

1人目は記者の方で、2016年に起きた「やまゆり園事件」を担当されていた方でした。

「明け方に電話で起こされる」「遺族の方へのインタビューは難しい」など記者ならではの苦労を聞くことができました。

 

DKO
こりゃ記者の仕事は大変だ・・・

とぼんやりと思っていました。

 

2人目は映像部門で仕事をされている方で、ニュースの編集やその他番組の編集などを専門にされていました。

学生時代は映像系とは全く違うことをされていたらしいのですが、意外と今まで映像や編集とは無縁の方が入社されることも珍しくないそうです。

映像部門の仕事は倍率が低いらしいので、志望する方はチャンスらしいです。

 

1次面接

1次面接の会場は何と渋谷にあるNHK放送センターでした。

厳重の警備体制が引かれていて、テレビ局のセキュリティの厳しさを感じました。

 

面接はとても広い部屋に仕切りが沢山あり、その中の1つに入り面接を行う形式のものでした。

面接は当たり障りのない大学の話や、NHKに興味を持った理由などを聞かれました。

僕は説明会で受けた記者の印象などを率直に伝えました。

 

 

また受験者数の多さびっくりしたことを覚えています。

NHKは特に記者の採用人数は多いのでその分受験者数も多くなるのでしょう。

まるで工場のように流れ作業でどんどん面接が行われていきました。

面接官も些か疲れ切った様子でしたが、質問にもしっかり答えてくれました。

 

ちなみに入口に書いたあった

 

「もう走っている、まだ走っている。タクシーを使わないように!」

 

という看板は「ああ、大変な仕事なんだな」と思い知らされました。(皆さんは意味がわかりますか?)

2次面接

1週間ぐらいして2次面接を行いました。

 

一次面接と同じ場所、同じ形式で行いました。

しかし驚いたのは受験生の少なさ!

1次面接の時は待ってる時もぎゅうぎゅう詰めだったのに、2次試験になると待合席の椅子がたくさん余っていました。

 

ちなみにその時にアナウンサー志望の学生が何名か待機していました。

本当にみんな美男美女でした!羨ましい。

 

肝心の面接内容ですが、1次面接よりも少し突っ込んだ内容でした。

入社後のキャリアプランを聞かれるなど質問がより具体的になっていました。

 

ちなみにNHKは新入社員は地方勤務からのスタートで、その後も全国にランダムに配置されるらしいです。

個人的には転勤は全く気にならないのですが、人にとってはかなりストレスになることでしょう。

また記者という特殊な仕事上、転職も簡単にはできないらしくその点でも突っ込まれて聞かれました。

筆記試験

何と2次面接を合格すると、筆記試験がありました。

渋谷の貸し会議室でペーパーテストを行いました。

 

DKO
まだこんなにも残っていたのか

と呆れるほどたくさんの受験生であふれていました。

 

マスコミは筆記試験がマストでついて来るそうで、専用の問題集まで発売されているそうです。

もちろん僕はノー勉で臨みました。

時事問題(選択式)と作文

試験内容は時事問題と作文でした。

 

時事問題は、国際問題から日本の政治問題まで幅広く出題されました。

しかし基本的には新聞を読んでいれば答えられるものばかりでした。

当時嫌々日経新聞を読んでいたのが役に立ちました。皆さんも読みましょう。

「ミッフィーの作者を答えよ」という問題が印象に残っています。(ミッフィーの作者が亡くなったのが試験の数日前だったので出題されたのでしょう)

 

作文は「やりがいとは何か」という題について800字程度書かされました。

 

ちなみに僕は

「やりがいなんて、やっているうちに見えてきます。このくだらない採点をしているあなたもやりがいを見つけれるといいですね。ご苦労様です」

って中々舐めたことを書きましたが、無事通過しました。

3次面接

部屋が個室にランクアップし、面接官が3名に増えた面接形式となりました。

 

面接といっても、一風変わった面接形式でした。

「最近見たニュースのなかで心に残ったものを、喜怒哀楽を使って表現しなさい」という面接方法です。

面接というより大喜利みたいでした。

 

 

僕は基本的に「就活」と「怒」のチョイスで話しました。

なぜか端に座っている人はニヤニヤしながら一度も発言しなかったことが印象に残っています。

この面接形式は例年使われているそうで、恐らくこの傾向は続くのではないでしょうか。

 

説明し終わった後でいくつかの質問もされました。

個人的にこの面接方法は受験者の頭の回転やコミュニケーション力が試せていいものだと思います。

ちなみにこの面接の前は長椅子で他の受験者と一緒に待つのですが、さながら死刑執行前の受刑者って感じでした。

最終面接

最後は小さい高級感のある部屋で面接をしました。面接官は紅白歌合戦のプロデューサーを担当されていた方でした。

 

ほとんど雑談の様な面接で特技は?とか趣味は?とかを聞かれたのを覚えています。

面接官はやけに渋い表情をしていて、あまり僕の印象が良くなかったのかもしれません。

やけに長い面接で「いつになったら終わるんだろう・・」って思っていました。

 

終わった後の手応えは全くありませんでした。

 

そして全てのプロセスが終わり・・・僕は何と・・・

サイレントお祈りされました

まあそんなもんですよね。

 

斜陽と言われているテレビ業界ですが、国民の受信料から成り立っているNHKならまあいいんじゃないでしょうか。

ただその受信料への風当たりは強いですよね。NHKをぶっ潰す!が本当にならなければいいですけど。

ちなみにNHKの記者は新卒以外ではなる事が出来ないそうです。

皆さんもぜひ一度受けて見てください!